未来へ進むとうほくリポート

風評払拭に向けた取り組み(NTT労組ドコモ本部)

NTT労働組合ドコモ本部では、組合員参加による『東日本大震災』の復興・復興・再生と風化・風評に抗する活動に2014年から取り組んでいます。 6月には被災地である福島県いわき市を中心に訪れ、発災から7年が経過した福島県の“今”を「見て・聞いて・学んで・体験する」取り組みを展開しました。

『体験して・知る』現地農業体験<田植え>

原発事故等による風評により大きな影響を受けたいわき産の米の安全性を『体験して・知る』取り組みとして、田植えを実施しました。
当日はあいにくの雨模様の中でしたが、カッパに身を包み、最後の苗までひとつずつていねいに、風評払拭への想いを込めながら植えていきました。
この水田から収穫予定の米については「ドコモ米」と名付け、この秋に組合員へ販売のあっせんを予定しています。ドコモ本部では、全国の組合員の仲間に購入してもらい、実際に食べてもらうことで、いわき産米の安全性を広めていきたいと考えています。

  • 『体験して・知る』現地農業体験<田植え>

  • 『体験して・知る』現地農業体験<田植え>

  • 『体験して・知る』現地農業体験<田植え>

『体験して・知る』現地農業体験<トマトの苗木剪定>

いわき市は、冬物のハウストマトの出荷高では日本有数の産地ですが、原発事故等の風評で、県外市場における販売の落ち込みが著しく、発災直後は、通常の半分から4分の1ほどの単価になってしまったといいます。
農業体験を実施させていただいたいわき市の「ワンダーファーム」では、地場の土を使わない養液栽培を行なっており、放射性物質の土壌からの吸収とは無縁の環境で多くのトマトが栽培がされていました。
トマトの苗木の剪定作業を中心に、安全でおいしい農作物をつくる取り組みを参加者全員で『体験』し、いわき産トマトのおいしさと安全性を再認識しました。

  • 『体験して・知る』現地農業体験<トマトの苗木剪定>

  • 『体験して・知る』現地農業体験<トマトの苗木剪定>

  • 『体験して・知る』現地農業体験<トマトの苗木剪定>

『学び・伝える』いわき野菜アンバサダーセミナー受講

いわき市役所『魅せる課』は、いわき市のさまざまな野菜の安全とおいしさをより多くの人に知ってもらうため、「いわき野菜アンバサダーセミナー」を行なっています。一方的に安全を語るのではなく、食の安全・安心を参加者自らに判断してもらおうと、いわき野菜のおいしさと魅力に加え、正しい情報と知識を伝える取り組みを行なっています。
参加者全員でセミナーに参加し、いわき産野菜に対する風評の実態と、これまでに行政と農家が一体となって行なってきた取り組みを『学び』、いわき野菜の魅力を『伝える』アンバサダー(大使)に任命されました。

  • 『学び・伝える』いわき野菜アンバサダーセミナー受講

    アンバサダーセミナーのようす
  • 『学び・伝える』いわき野菜アンバサダーセミナー受講

    アンバサダーセミナーのテキスト
  • 『学び・伝える』いわき野菜アンバサダーセミナー受講

    アンバサダー認定証の交付式

『聞いて・伝える』現地の方々との交流

いわき市で農家を営む白石長利さんは、発災以降、多くの畑が放棄された離農の現状を語ってくれました。農業に関する「課題先進地」として、全国の人々に実情を知ってもらい、課題解決へのモデルケースを作りたいという白石さんの想いも聞くことができました。
また、小名浜漁港で水産加工業を営む上野臺優(うえのだいゆたか)さんからは、秋の名物「さんま」を使った郷土料理の商品化をすすめることで、小名浜の食文化を通じて地域の誇りを取り戻し、持続可能な漁業を実現するという復興のビジョンを語ってくれました。
現地の方々のさまざまな話を『聞いて』感じた想いや気づきを、多くの人に『伝える』ことを参加者全員で誓いあいました。

  • 『聞いて・伝える』現地の方々との交流

    離農が急速に進む現状を語る白石さん
  • 『聞いて・伝える』現地の方々との交流

    小名浜漁港の取り組みを語る上野臺さん

『見て・聞いて・学ぶ』原子力災害に対応する施設視察

風評の発端となった原子力災害に対応する施設の視察も行ないました。
「楢葉遠隔技術開発センター」では、高線量下の原子炉内部での作業を想定した遠隔技術開発のほか、原子炉の再現模型、VRシステムでの現場検証の様子などを視察しました。福島第一原子力発電所の廃炉には、まだ30~40年の時間がかかると言われており、復興はまだ道半ばであることを改めて認識しました。
「福島県農業総合センター」では、農作物の緊急時環境放射線モニタリングに関する視察を行ないました。厳格な検査が行われている福島県の農産物の安全性と、正確な情報を発信するための不断の努力を再確認することができました。

  • 『見て・聞いて・学ぶ』原子力災害に対応する施設視察

    「楢葉遠隔技術開発センター」の視察
  • 『見て・聞いて・学ぶ』原子力災害に対応する施設視察

    「福島県農業総合センター」の視察

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