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石巻市でSNS+AI技術を活用したAIスタンプラリーで観光促進にチャレンジ

宮城県石巻市にて、観光を促進する新たな施策として、2018年3月よりSNS(LINE)とAI技術(チャットボット、画像認識)を活用した「AIスタンプラリー」サービスの実証を行っております。この取り組みは、ドコモと地域の街づくり会社である株式会社まちづくりまんぼう、仙台に拠点を置くIT会社キャロルシステム仙台の3社合同で実施しております。

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石巻市での新たな挑戦

宮城県石巻市を始め、被災地の観光業は震災後の特需を経て減少しており、新たな誘客手段や訪問客に対する満足度の高い仕組みが必要になっています。さらに石巻市では以前から課題となっていた東北での通過点という位置づけは変わっておらず、さらなる交流人口増、滞在時間の増加を目指したこれまでにない仕組みづくりのニーズが高まっております。
今回、地域の街づくり会社であり、また漫画・アニメキャラクターが数多く展示されている石ノ森萬画館の運営団体でもある株式会社街づくりまんぼうと仙台に拠点を置く地場のソフトウェアベンダであるキャロルシステム仙台株式会社と株式会社NTTドコモの3社の持つコンテンツや技術を統合して、SNSとAI技術を活用した「AIスタンプラリー」という世界初の仕組みを構築しました。

  • 石巻市での新たな挑戦

「AIスタンプラリー」とは①

 「AIスタンプラリー」では国内での利用率が高いSNSであるLINEのサービス上で対話AI(チャットボット)及び画像認識AIを応用した仕組みになります。SNSを活用することで、利用者は新たな専用のアプリをダウンロードすることなく、普段利用しているSNSサービス上で楽しむことができます。
 利用者は現地訪問前にチャットボットによる双方向会話で地域の情報を収集したり、現地を訪れた際にはスマートフォンに表示されるマップをもとに町中を探索し、チェックポイントの指定のモノや建物(キャラクター像や駅など)の写真をSNS上に送信しすることで、画像認識技術AIが現地で撮影されたものかどうかを判定しスタンプラリーが進行します。
 また、運営者側は対話AIを通じて見込み顧客の属性などの情報収集分析ができ、現地スタンプラリーによる訪問客の回遊情報を把握できます。さらに従来利用されているSNSを活用することで、現地訪問後も引き続きユーザとのつながりを維持することも可能です。

  • 「AIスタンプラリー」とは①

    概要図

AIスタンプラリーとは②

「AIスタンプラリー」は大きく4つの機能を有しています。
各機能は、LINE上にメニューを配置し、ボタンを押下することで起動します。全ての機能は対話形式で進めることができます。

1.会話機能
対話AIを活用し、メインメニューの「牟宇姫(例)と話す」よりランダムな会話を楽しめたり、発話することで会話のやりとりを楽しむことができます。
事前に発言させたい内容を登録しておくことにより、角田市の観光情報や話題について会話をさせることが可能です。

2.イベント情報機能
旬な情報など特別な情報を対話形式で知ることができます。かくだ菜の花まつり、かくだ宇宙っこまつりなど時期に合わせた観光情報を発信できます。
イベント情報機能を活用し、かくだスポーツビレッジ 
での開催イベント情報の周知や施設誘導が可能です。

3.ビンゴラリー機能
画像認識AIを活用し、スタンプの代わりに現地写真を判定に使います。
地元の名所やスポットをそのままスタンプとして活用することができます。
ビンゴラリーメインメニューを利用し、スタンプカード発行後、指定の地図を頼りにポイントで写真を撮影しながらスタンプを埋めていきます。
※ビンゴを達成すると景品と交換できる設定が可能です。

4. 探す機能
地域のおすすめをジャンルごとに探すことができ、探し方は地図から検索する方法とGPSにて指定する方法の二種類から選択が可能です。
【おすすめジャンル例】
食べる、買う、泊まる、見る/学ぶ、遊ぶなど

  • AIスタンプラリーとは②

石巻で実施してみての反響

石巻では実証により登録されたLINE友達の数は1100に上り、多くの来訪客に楽しんでいただきました。
また実証を通して地元の関係者の理解度が上昇したことを受けて、実証終了後の9月以降も市の後援の中で本取組みを継続実施しており、現在も利用者は増え続けています。(2018.12次点で約1600)
2018年12月にはアニメイベントとのコラボレーションも実施され、そこでも多くの反響をいただいております。

今後も、SNS上で一度訪れくれた人々に情報発信できる有効なツールとして確立したことで、地域への誘客を促す手段として様々なイベントと連携した企画を展開するなどあらたなひろがりへの連携していく予定です。

私たちは、これからもICTの力で地域の観光、人々の交流促進に寄与して参ります。

  • 石巻で実施してみての反響

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