未来へ進むとうほくリポート

Vol.4:響感!ササニシキ収穫レポート

農薬も化学肥料も一切使わず立派に育った、宮城県発祥のササニシキ。 ほどよい粘りとあっさりとした食感と深い甘みがお口の中で広がるササニシキ。 自家製の漬物にお味噌汁とササニシキをみんなで囲み、気が付けば一升炊きのお釜は空っぽに。 一粒一粒のお米からエネルギーをもらいました。

田んぼに吹き抜ける秋風が、たわわに実った黄金色の穂を揺らす中、 青い空が澄み渡る、秋晴れの日にササニシキの収穫を行いました。

思えば今年の5月、育苗用のプールを作り、田んぼに植えられるためのササニシキの体作りからスタートしました。代掻き、田植えなど手で行う作業を通し、人と人のつながりが出来たきっかけでもありました。

ササニシキを植えた田んぼは3枚。まず最初にコンバインが入りやすく、機械が回れる様に田んぼの四隅やカーブの 所を釜で丁寧に刈り取っていきます。ササニシキは一株がとても太く手でわしづかみにできないほどで、たくさんの実をつけた稲穂をひとつひとつ丁寧に鎌で刈り取っていきます。

コンバインで刈り取った稲は穂先から籾があっという間に分離され脱穀(だっこく)されます。脱穀された籾は、その日のうちに乾燥機で乾燥させます。脱穀の際に残った藁、昔はわらじにしたり、ほうきにしたり……と最後まで利用されていたそうで、阿部さんは牛のエサに活用されています。藁を一把ずつ束ねる作業をみんなで行いました。

  • 田んぼに吹き抜ける秋風が、たわわに実った黄金色の穂を揺らす中、 青い空が澄み渡る、秋晴れの日にササニシキの収穫を行いました。

    一株ずつ刈り取る鎌さばきは、阿部さんのお墨付き。中腰での作業が続き、痛たたたっ!
  • 田んぼに吹き抜ける秋風が、たわわに実った黄金色の穂を揺らす中、 青い空が澄み渡る、秋晴れの日にササニシキの収穫を行いました。

    脱穀が終わった藁を揃えて縛り一把ずつ 先をきれいに広げて立てていきます。

農薬、化学肥料を使わずに日本古来の農業の形で育てたササニシキ。

田植えを終えたばかりのころは、しっかり育つかなぁ、未熟なまま終わってしまうのではないだろうかと心配もありましたがしかし、そんな不安とは裏腹に南三陸の恵まれた自然の中で、宮城県発祥のササニシキは、たくましく育ってくれました。

汗だくになりながらも、朝から夕方まで丸一日かかった稲刈り。
刈り取った後、田んぼに並ぶ稲の株を見ながら・・・
「あ、ここは私が田植えをしたところ、株が曲がってる(笑)」
と、これまでを振り返りながら、みんなの笑い声が田んぼに響き渡っていました。

刈り取った稲は、乾燥させた後、籾をとり精米します。量にもよりますが、約一晩程度乾燥機で乾燥させてから籾すり機にかけ玄米にします。

完全無農薬のササニシキ、他のブランド米と並べてみました。
籾粒を数えると・・・ササニシキは2倍もありました。

  • 農薬、化学肥料を使わずに日本古来の農業の形で育てたササニシキ。

    刈り取ったばかりのササニシキを脱穀し、トラックに載せ替えます。
  • 農薬、化学肥料を使わずに日本古来の農業の形で育てたササニシキ。

    左がササニシキ、右がひとめぼれ。 籾粒の数が違うのは一目瞭然!

「やったぞー!」「バンザイ!」早くササを食べたい! と、稲刈りを終えた阿部さんが両手を挙げて大喜び。

「昔の農法を伝え継承していく大切さ、日本の良さがここにあるね、ササニシキをもう一度作ることができて、本当に良かった」と未来の種プロジェクトの中心メンバーである農家の阿部さん。

育苗から田植え、水の管理、稲穂の管理・・
お米を育てるには、とにかく手間がかかりますが農薬や除草剤を使わない田んぼには、自然界の生態系ができます。
たくさんの微生物が生息する田んぼには、様々な昆虫の住み家となり、カエルやトンボ、クモなど農薬を使う田んぼでは、このようにたくさんの虫を見ることはありませんのでとっても希少なんですよ。
宮城県発祥のササニシキを通して、地元の方々と響感でつながり合うことの大切さも収穫することができました。
収穫を終えた田んぼに、また来年もよろしくねと思いを馳せ、南三陸産のササニシキは、限定数での販売・発送となります。どうぞお楽しみに。

  • 「やったぞー!」「バンザイ!」早くササを食べたい! と、稲刈りを終えた阿部さんが両手を挙げて大喜び。

    稲刈りを終えた阿部さん、思わず両手をあげてバンザーイ!

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