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Vol.14:南三陸産「森里海ササニシキ」2年目の収穫!

昨今のコメの作付面積ランキングでもベスト5には「ひとめぼれ」や「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」等が並び、お馴染みの「ササニシキ」の名前が出ない状況になっています。

「ササニシキ」は宮城県で誕生した銘柄です。

コシヒカリと比較するとあまり粘らないあっさりとした食感で冷えても食味が落ちにくいため、寿司飯に最適な銘柄なのですが、茎が弱く台風などの災害や病気に弱いことから、農家泣かせな銘柄となってしまい、他の新銘柄におされて作付面積が大幅に減ってしまったという背景があるそうです。

そんな「ササニシキ」を無農薬で育て、ブランド米として売り出そうという試みが昨年から被災地の宮城県南三陸町で動き出しています。わたしたちドコモもブランド化を支援するためにプロジェクトとして当初から情報発信部分を支援しており、今回は2年目の収穫をお手伝いすることになりました。

  • 「ササニシキ」は宮城県で誕生した銘柄です。

    黄金色に輝くササニシキの稲穂

無農薬で育てた茎は青々と太い

場所は南三陸町の入谷地区。町は海に面していますが、この地区は山間部に位置し古くは養蚕業も盛んに行われていた土地です。茎が弱いとされるササニシキですが、無農薬で育てた茎は青々と太く、慣行農法で育った隣のひとめぼれよりも逞しいように見えました。
刈り取りは大型コンバインを使い、ほんの30分程度であっと言う間に作業完了。茎が太くまっすぐに育ったため、コンバインによる刈り取りもよりスムーズだったとのこと。改めて自然に近い農法で育てた「健康な稲」が食味だけでなく、作業の効率性もアップさせたことが分かりました。

作業後は早速新米をおにぎりにして試食させていただきました。おいしいお米は炊き上げると「コメが立つ」というらしいですが、このササニシキも粒の一つ一つがしっかりとしているため、べとつかず、おにぎりにしたときにもコメの間に適度に空気が入っていてふっくら感がよくわかりました。なるほど、寿司飯として珍重されるわけです。一口食べるとコメ自体の味が濃く、噛みつぶすとコシヒカリよりも甘みが強いようです。

病気に弱いササニシキを無農薬で育てるというのはコメ農家にとっては「挑戦」とのことで、収穫までは心配事も多かっただけに、試食会ではホカホカの新米に加えて関係者のほっとした笑顔もいただくことができ、私たちも収穫を心から喜ぶことが出来ました。

  • 無農薬で育てた茎は青々と太い

    大型コンバインでの刈り取り
  • 無農薬で育てた茎は青々と太い

    冷めてもおいしいササニシキ

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