災害への備え

災害に備える防災豆知識~vol.10(最終回)~ 外出時の持ち物&振り返り

水野です。災害に備える豆知識は7月11日の第1回から数えて10回目となる今回は、「外出時の持ち物」を考えてみたいと思います。また、10回連載しての「振り返り」もまとめております。今回でこのシリーズは最後となりますが、最後までお付き合い願います。

■災害時に役立つ持ち物

学校や勤務先、旅行などで外出しているときは、災害持ち出し袋のような3日分の食料・水等を常に持っていくのは現実できてはありません。勤務先などで水・非常食などを常備する動きもありましたので、ご自分の勤務先などの備えも確認しておくと、普段持ち歩くものも少なくて済みそうです。自分のロッカーなどのスペースに余裕があれば、軍手・雨具・着替えなどがあるとよいですね。

そのあたりも踏まえつつ普段の鞄に入っていると何かと使えるものをご紹介します。

・懐中電灯(LED)・・・電力消費の少ないLEDがおススメです。
・コンパクトな地図・・・紙の地図というのがポイントです。方位磁針がセットであると良いですね。
・行動食や飴・・・日帰り登山でも持ってくようなものが良いです。夕方の小腹が空いた時対策用だったりします。
・荷造り紐数m程・・・モノを束ねたり、棚の間に張ってみたりと使い方は色々あります。
・コンパクトなハサミ
・ビニール袋・・・キレイにたたむとかさばらないので、厚手のものがあるといいですね。雨よけ、風除け、敷物として、モノを入れるなど用途は様々です。
・絆創膏やテーピングテープ
・マジック
・ライター・・・喫煙しない人が持っているとなんか違和感がありますが、暖を取ったり、食事の支度をしたりするには欠かせないものです。
・水・・・鞄に応じて~500ml位まで
・笛、ホイッスル・・・助けを呼ぶときに使います。声がかれなくて済みます。
・手鏡・・・救助ヘリなどへ光を反射させて、自分の存在を知らせます。
・モバイルバッテリー・・・ハンドル付きの発電できるものなら、なお良いです。

こちらは私の鞄の中身はですが、ノートパソコンを追加で入れています。モバイルバッテリーは普段使いの1回フル充電分の容量なので、長期利用には耐えられません。スマートフォンではTVやラジオを視聴できるので、通信の電波が使えなくても電源が必要です。このノートパソコンは電源OFF時にUSB給電できる機能に対応したものなので、ある意味大容量のモバイルバッテリーとしての役割があります。容量も10,000mAh換算あるので、4日くらい耐えられそうな予定です。

  • ■災害時に役立つ持ち物

    左から、ビニール袋、エコバック、LED電灯、ボールペン、鏡、折りたたみ傘、絆創膏、リップクリーム、はさみ、爪切り、ソーイングセット、テーピングテープ、ノートパソコン、モバイルバッテリー。

■モバイルバッテリーの選び方

モバイル端末に頼りすぎるのは良くないと考えますが、通信が復旧した際に家族に安否を知らせるため、継続的にTVやラジオを視聴して災害情報を得るためには、モバイルバッテリーがあると安心です。災害によっては、通信会社から避難所へ充電設備が設置されることもありますが、すぐには設置されません。ある程度一次しのぎできるだけの電源:モバイルバッテリー等は用意しておいた方がいいと考えています。

ちょっと細かい話になりますが、ご自分のスマートフォンなどのバッテリー容量が、モバイルバッテリーを選ぶ目安になります。例えば、

・スマートフォンのバッテリー容量 2,000mAh

だとするならば、これまで色々なバッテリーを使ってみた実感で

・モバイルバッテリーの容量 4,000mAh 1回フル充電+α
・モバイルバッテリーの容量 6,000mAh 2回フル充電+α

くらいだと考えています。容量が倍あれば2回フル充電できるわけではないですが、何となくの目安になります。フル充電1回=1日換算で3日分くらいの容量があれば、一時しのぎになると考えます。
※ご利用状況で変わりますので、ご参考程度でお読みください。

だからと言って容量が多ければいいかというとそうでもなくて、容量が増えれば増えるほど、重量が気になってきます。例えば、モバイルバッテリーで26,800mAhの大容量モバイルバッテリーも使ってみたのですが、充電用のケーブルを含めるとおおよそ500gにもなります。ペットボトル1個分です。水500mlを持っていたなら、これだけで1kg・・・結構な重さですよね。他の持ち物との兼ね合いで4,000~10,000mAhの容量のものを1個持つのが良いのでは、と考えています。

心配な方、不測の事態にもっと備えたい方はより容量の多いもの、またはハンドルを回して発電できるもの、ソーラーパネルを供えたものなど様々な種類がありますので、ホームセンターや家電量販店で色々見てはいかがでしょうか?

  • ■モバイルバッテリーの選び方

    【写真2】モバイルバッテリー等(3000mAh、単三乾電池タイプ、大容量タイプ、ノートパソコン)

■災害に備える豆知識10回を振り返って

あらためてこれまでの「災害に備える防災豆知識」の内容を振り返ってみます。2016年7月11日から月に1~2回くらいのペースで豆知識をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

第1回 家族で考える災害への備え ※家族での待ち合わせ場所とか事前準備など
第2回 赤ちゃんのいる家庭の備え ※簡易オムツの作り方など
第3回 役立つ防災グッズ ※自宅に備えておくと良いもの
第4回 台風への備え
第5回 災害時の携帯電話利用
第6回 ペットとの避難
第7回 津波に備えよう
第8回 火災に備えよう
第9回 体験型施設で防災を楽しく学ぼう
第10回 外出時の持ち物&まとめ

私達、チームレインボーでは、東日本大震災から、熊本地震、台風10号被害など様々な災害の支援を行なってきた中で、見て・感じて・これは必要なのでは!というものをご紹介してきたと考えております。しかしながら、今回のシリーズを考えていく中で「こんな場合はこうした方がいい」、「新たに防災に備えるこんな商品がでてきている」など、まだまだ皆さんにお伝えしたいことがたくさんあることに気がつきました。

「災害に備える防災豆知識」という形では一旦終了いたしますが、今後はまた新たな形で災害に備える情報をご紹介したいと考えております。その際にはまた、こちらの「笑顔の架け橋rainbowプロジェクト」より発信させていただきますので、引き続き宜しくお願いいたします!

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