災害への備え

防災士ってなに?-助けられる人から助ける人へ-

みなさんは防災士という資格を聞いたことはありますでしょうか? 防災士は特定非営利活動法人日本防災士機構による民間資格です。 2011年の東日本大震災、2016年の熊本大地震や度々起こる豪雨災害といった災害の影響で人々の防災意識が高まり、防災士が注目されるようになってきています。 私たちのチームでは、防災意識を高め、地域・職場の防災活動の中心的役割を担う人材になることを目的に、メンバー全員が取得しています。 この記事をきっかけに興味をもっていただき、一人でも多くの防災士が誕生してくれるとうれしく思います。

■防災士とは?

゛自助゛゛共助゛゛協働゛を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を修得したことを、日本防災士機構が認証した人です。(引用:特定非営利活動法人 日本防災士機構HP-防災士について-)

2003年から防災士資格取得試験が開始されました。現在までに日本全国に100,000名を超す防災士が誕生しています。
資格取得には、防災士教本というテキストをしっかり学習し、防災減災のための知識を習得することが重要です。
防災士になると、「防災・減災に関する知識を習得して活用できるようになること」や「職場や地域の防災活動の中心的役割を担う人材の一人になりえること」がメリットです。
また、ビジネスマンの方であれば、名刺に「防災士」と記載しておくと、名刺交換の際に「防災士って何ですか?」という話題になり、お会いした方にとって印象的なトピックスになる場合もあります。

■防災士に期待される役割は?

<防災士の基本理念>
○自助・・・自分の命は自分で守る
○共助・・・地域・職場で助け合い、被害拡大を防ぐ
○協働・・・市民、企業、自治体、防災機関等が協力して活動する

この基本理念のもと、防災士は平常時、災害時、災害発生後などの場面で活躍が期待されます。
知識やスキルを習得した防災士に期待される役割の事例としては、次のようなものがあります。
○平常時は「自分の身のまわり、家庭の防災・減災対策を実施すること。地域や企業における防災意識の啓発活動、訓練・研修などの実施や参加すること。」
○災害時は「消防や警察、自衛隊などの公的支援が到着するまで、被害の軽減を図り、消火活動や救出救助、避難誘導などを行うこと。」
○災害発生後は「自治体など公的組織や防災ボランティアと協働し、避難所運営や被災者支援活動を行うこと。」

また、資格取得の過程の中で、救命講習を受講し、心肺蘇生やAEDの使用方法も習得しますので、災害時にかかわらず、急病人が発生する救急現場において適切な応急手当を実施し、救急隊へ引き継ぐ役割も期待されます。

■防災士資格を取得するには?

日本防災士機構が定めたカリキュラムを防災士教本による自宅学習と研修会場での講座受講で履修し、履修証明を得て資格取得試験に合格する必要があります。
また、消防署、日本赤十字社等の公的機関が主催する「救急救命講習」を受講して、その修了証を取得する必要もあります。

防災士になるための手順は、通常、次の通りです。(引用:特定非営利活動法人 日本防災士機構HP-防災士になるには-)
①日本防災士機構が認証した研修機関が実施する「特設会場において専門家講師の講義による12講座(1講座60分以上)以上の受講」及び「研修レポート等」の提出による研修カリキュラムを履修して「履修証明」を取得すること。
②前項研修講座の履修証明を取得した者は、日本防災士機構が実施する「防災士資格取得試験」を受験し、合格すること。(受験料=3,000円)
③全国の自治体、地域消防署、日本赤十字社等の公的機関、またはそれに準ずる団体が主催する「救急救命講習」を受け、その修了証を取得すること。 (なお、前項研修講座に救急救命講習が含まれている場合は、講習により修了証が取得出来る。)
④上記3項目の証明書を取得することにより、日本防災士機構への「防災士認証登録申請」を行うことが出来る。(申請料=5,000円)

※防災士研修を実施している自治体・学校法人・民間法人はこちらのサイトをご覧ください。
特定非営利活動法人日本防災士機構HP 防災士養成研修機関のご案内 
http://bousaisi.jp/guide

日本は、地震・津波・台風・洪水・土砂災害など多様な災害が起こりやすい国です。災害の多い国土に暮らす私たちにとって、防災や減災は常日頃考えておかなければいけない問題ですので、自身のスキルアップや自己研鑽の一つとして、取り組んでみてはいかがでしょうか?

  • ■防災士資格を取得するには?

    防災士のバイブルである防災士教本
  • ■防災士資格を取得するには?

    防災士証明書
ページトップへ