災害への備え

災害に備える防災豆知識~vol.8~ 火災に備えよう

防災豆知識も残すところ、あと3回となりました。 今回は最近発生しました新潟県糸魚川市の例も新しい火災について冬の時期特に注意が必要となるシーズンになるかと思いますので、改めて考えてみたいと思います。

日本における火災の現状

冒頭でも書きましたとおり、新潟県糸魚川市で発生した火災では、2016年12月22日に発生し、約30時間継続した近年では稀にみる大火災となりました。被害が出た家屋は144棟にも及び約40,000㎡が焼損しました。
当火災は消防庁が定義する「大火」となるほど大きな火災でしたが、日本では1棟の火災も含めて年間で39,111件(平成27年1月~12月:総務省消防庁調べ)も発生しており、死者も1,563名でております。一日あたりに直しても100件以上が発生している計算となり、全国では日々火災が発生していることがよく分かります。今一度、火災に対する知識を身に着け、備えておくことが必要と感じております。ぜひ、ご参照ください。

  • 日本における火災の現状

火災の発生要因とは、、

火災の発生要因とは、、

今回発生した糸魚川市火災の発生原因は、中華料理屋の鍋の空焚きでした。実際に火災の発生原因を発生順に並べてみると、図のようにたばこ、放火がトップとなりますが、爆発を除く建物火災での出火原因はこんろがトップとなっており、決して今回のケースが稀なケースではなく、年間でも多く発生していることが分かります。また、その他としてもたばこ、ストーブ、配線関連、マッチ・ライターなど、身近なものから火災が発生しているケースが多く、冬の時期ですと特に毎日使うものも多くなってくると思いますので以下のような注意点もすべてではないですが、ご参考ください。

・コンロを使用しているときはその場を離れない
・コンロ、電気器具の上方、周辺に可燃物を置かない
・ガス器具は安全装置のついたものを使用する
・長期間差し込んだままのコンセントの埃を点検し、除去する
・家具の下敷きになっている配線や断続的に踏みつけられている配線はないか点検する
・部屋に誰もいないときはストーブを消す
・寝たばこや寝具の上でたばこを吸うことはしない

  • 火災の発生要因とは、、

火災発生に向けた備え(ハード面)

自分では充分注意していたとしても周囲も含めて発生してしまうのが火災です。そのような時に向けて備えをしておくことも大切になります。
今回の糸魚川のケースでいうと知っていらっしゃる方も多いと思いますが、火災の中、1件だけほぼ無傷だった木造住宅がありました。周りの家屋はほぼ火災で損傷してしまっていました。この家については新潟中越地震などの経験より、頑強な家を注文していたようです。この家は普通の住宅とは異なり、火に強いステンレスのトタン板を外壁に使い、一部は耐火レンガだったことが大きいとみられています。屋根の洋瓦も一部はステンレス製で、さらに、暴風に備えて窓はワイヤ入りの二重ガラスとなっており、屋根の軒先は火の粉が入りづらいように設計されておりました。
設計段階レベルのような対応が難しいという方についても、いざ起こる火災を素早く知らせる火災報知器も今はまだ日本では普及しておりませんが、スマートフォンと連動する商品なども海外からですが徐々に出てきております。これであれば離れたところからでもいち早く状況を把握することができます。徐々にこのような製品もスマートフォンとの連動が進んできておりますね。
また、高齢者も含め、防災無線を導入するのも一考かと思います。今回の糸魚川のケースでは、防災無線の戸別受信機を各棟が導入していたことで人的被害を免れたと聞いております。防災無線は全国市町村にてほぼ設置してある機能となりますので自分の地域が導入されているか再度確認してみてもいいかもしれません。
これから家を検討する方、また既に建てられている方についてもこれからできる様々な対策がありますので参考にできる箇所を取り込むなどこの機会に検討してみてください。

  • 火災発生に向けた備え(ハード面)

火災に対して日々できること(ソフト面)

日々火災も含め災害を気にしておくことは近年重要になってきていると感じております。
皆様が日々モバイルで確認する天気情報についても火災気象通報(消防法の規定により、気象の状況が火災の予防上危険と認められるときに都道府県知事に対して行われる通報で、市町村長が発令する火災警報の基礎となる。実効湿度、風速などにより通報基準を定めている。)のような情報が表示されるようになっているので天気、温度などを確認するついでに自分の行く場所、住まいの地域がどのようになっているか合わせてチェックするとよいかと思います。
また、最近では写真などもフォトコレクションやgoogleフォトのようにクラウド上にあげておくことができるのでいざ災害が起きた場合でもデータを失うことがなくなります。

最近は地震、台風、火災と色々な災害が起きており、注意する点も多くなっていると思いますが、うまく使える情報を活用して対策がとれればよいかと思います。

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