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大船渡秋刀魚だし黒船

全国各地から支持を集める大船渡の名店

大船渡秋刀魚だし黒船

県内外から多くの支持を得ている人気ラーメン店「大船渡秋刀魚だし黒船」。
灰色と黒を基調とした建物は独特の雰囲気を漂わせています。2013年2月には明星食品とコラボし、販売されたカップ麺も有名で売り切れ続出の人気商品となりました(現在は販売終了)。
秋刀魚だしラーメンは昼のうちに完売することもあるようですので、昼の営業時間に合わせて来店することをおすすめします。

一麺一魂に込められたこだわり

三陸自動車道大船渡I.Cから国道107号線を北上方面へ車で5分ほど走ると左手に赤色の背景に白い文字で「麺」と書かれた看板が見えます。
道路より少し奥まった場所に看板があるので注意していないと通り過ぎてしまいそうですが、店舗の側面に「小麦香る自家製麺 奥深き味秋刀魚だし 魂こがして一麺一魂」と大きく書かれているのですぐに気づくはずです。
「大船渡秋刀魚だし黒船」は何といっても「秋刀魚だしラーメン(塩、醤油)」が一押しメニューです。メニューの種類が多くないことも岩瀬龍三さんのラーメンに対する真摯な姿勢が物語っているようにも思えます。
人気の秋刀魚だしラーメンは、秋刀魚の節からだしを取るそうですが、上品な香りは秋刀魚とはわからないほどです。麺は自家製ストレート麺というこだわりも既存の魚粉系ラーメンとは一味も二味も違う独自のラーメンなのです。
また、冬限定の「毛ガニのラーメン」もあり、毛ガニは大船渡市場に水揚げされた生の毛ガニを使用するこだわり。1年分の予定でストックしても夏前に売り切れてしまうほどの人気なのだそうです。

復興にかける決意を語る岩瀬さん

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他にはない店舗スタイル

「大船渡秋刀魚だし黒船」の特徴はラーメンだけではないようです。
昔から音楽が好きだという岩瀬さんは「話しがあれば、やっても月に1回」という頻度で有名アーティストを呼び、ラーメンや店を箱としてライブを開催しているそうです。
ライブは震災後からのイベントで、月に1以下というのにも理由がありました。
「ライブは趣味なので採算は考えていない。ラーメンを食べにきてくれるお客さんに迷惑をかけないように」と心憎い配慮はさすがだと思いす。
入口にはたくさんの人からの寄せ書きや、応援のメッセージがならんでおり、店内に入ると高い天井と専用のステージそして、壁中に貼られたポスターがラーメンだけに留まらない岩瀬さん独特の店舗スタイルがあります。

あの日から止まった時間

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被災者であることの決意、被災者としての使命

店内を見わたすと午後2時46分をさしたまま動かない時計が目につきます。この時計がとまってから2年以上過ぎた今だからこそ出てくる言葉があるのかもしれません。
「何事に関しても“やってもらう”ことに慣れてしまっている。それが当たり前だと思ってしまっている人たちが多い。ライブにしても“お金を払って見に行く”ということが欠けてきて、これではまずいと思う。これからは若い人、お年寄りも関係なく自分の力で立ち上がっていかなければいけない時期にきていると思います。良いことばかり、悪いことばかり発信しても仕方がない。事実を発信していかなければならない。批判を受けることを覚悟してでも発信していく必要がある。これは僕自身の使命だとも思っています。」と岩瀬さんが放った言葉はとても感慨深いものでした。
本当の被災者のための報道とは何か、自分たちができることは何か・・・今一度、考え直す必要があるのではないかと思わされました。
そして、岩瀬さんが着ているTシャツには「Remember 3.11 雨の日ばかりじゃない 決してさよならだけじゃない 風の日ばかりじゃない そして一人じゃない」の文字が前を向いて歩き始めた被災者の気持ちが伝わってくるようでした。

香り立つ黒船ラーメン(写真は醤油味)

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名店の味を忠実に再現した至極の一品

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思い思いに一言を綴ってくれました

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大船渡秋刀魚だし黒船

大船渡秋刀魚だし黒船

住所:岩手県大船渡市猪川町字藤沢口39-1
電話:0192-26―0144
営業時間:11:00~15:00/17:00~20:00
定休日:水曜

インタビューの模様はこちら → http://779.jp/sanriku_reports/1746/

URL:http://www.m-side.net/~kurofune/index2.html

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