作り手とつながるペンケース&ポーチセット
2016.10.21
南三陸ミシン工房
東日本大震災で被災した女性たちを支援する「ミシンでお仕事プロジェクト」から生まれた団体。2011年にプロジェクトをスタートさせ、2013年春にNPO法人化した。南三陸町を中心に、石巻市、一関市などに住む女性たちが参加。オリジナル商品の製造・販売のほか、アパレル企業などの仕事も請け負っている。
好きな仕事で生きていく
被災地の女性たちが、一台のミシンをきっかけに再び社会とつながる「仕事」を手にいれる。そんな長期的な支援活動「ミシンでお仕事プロジェクト」から生まれたのが南三陸ミシン工房です。
南三陸ミシン工房のアトリエ
商品をつくっているのは、南三陸町や石巻市、一関市などに住んでいる女性たち。ミシンで物をつくるのが好きだという方ばかりです。もともとカーテン屋に勤めていた代表理事の熊谷さんが、生産管理や生地選びを担当しています。そんな南三陸ミシン工房では、ミニバッグやティッシュケースをはじめ、さまざまな商品を製作しています。
今回紹介するのは、しっかりしたつくりのペンケースとポーチのセットです。
ポーチ(写真左)とペンケース(写真右)
南三陸の名産をプリントしたオリジナル生地も
通帳がすっぽり入るサイズのポーチは、中に仕切りがあるので使いやすいつくりになっています。素材は、帆布より少しやわらかい「オックス」という生地。しっかりとした手触りが特徴です。
鮮やかなオレンジ色が印象的なデザインは、は南三陸町自慢の「ウニ」の柄。涼しげなブルーは、よく見ると「南三陸」の文字が隠れています。この二種類は、南三陸ミシン工房のオリジナル生地なんですよ。
「南三陸」の文字が見つけられますか?
ペンケースにもポーチにも、「Hang in there!(がんばって!)」と書かれたタグが付いています。これは、震災後たくさんの方に応援されてきた南三陸ミシン工房のみなさんが、「私たちは私たちの場所で、あなたはあなたの場所で、一緒にがんばりましょう」というメッセージを込めたものです。
ひとつの商品を一人が全工程を担当してつくるので、商品には製作者カードがついてきます。直接会うことはできなくても、作り手の似顔絵とコメントが書かれたカードを通して、人のあたたかさを感じることができます。
かわいいデザインのポーチやペンケースを持ちながら、南三陸とつながってみませんか?
ポーチは内側に「Hang in there!」のタグが付いています
名刺やペンを入れた状態。化粧ポーチとしても使えます
すべての商品に担当したメンバーのカードが同封されます
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