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[ふるさと納税]地元食材を使ったこだわりお菓子をみんなの手で

2022.07.27

多機能事業所 あすなろホーム

陸前高田市の小高い丘の上に位置するあすなろホーム。障害を持つ方の就労支援を行う事業所です。料理研究家の先生の指導のもと、ホームを利用する皆さんが手作りする、素材にこだわったパウンドケーキやシフォンケーキは、本格的な味わいと評判。ふるさと納税の「思いやり型返礼品」としても出品されています。

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みんなの地道な活動で実現したホーム建設

「平成6年に、あすなろホームの活動につながる第一歩がスタートしました。陸前高田市の障害を持つお子さんの保護者の方々が、市役所にかけあって部屋を借り、お子さんと一緒に週に一度集まって情報を交換するようなことを始めたそうです」

そう話すのは、あすなろホームの施設長を務める西條一恵さん。当時、陸前高田市には、入所施設以外に障害をかかえるお子さんや保護者の方にとって、自宅以外の居場所がなかったと言います。
「まもなく、地元の野菜を提供してくれる方との出会いがあり、その野菜を市役所に販売に行くという活動を開始しました。働いて収入を得るという活動はそこからだと聞いています」asunaro1.jpg

お話を伺った施設町の西條一恵さん

その後、施設として支援を受けるために認可を取得。西條さんは、その後の平成12年度から職員となりました。
「私たちは、利用者さんが働いたら、しっかり工賃が出せる場所にしたかったんです。そこで何をしようかという話をしていたところ、保護者の方の中にパンづくりをされている方がいて、その方にまず職員が教わり、保護者と一緒に作ることになりました」

西條さんたちは、できたパン生地をドーナツにし、ホームの利用者さんたちと市役所や近隣の商店街に販売しました。そうしているうちに、地域の企業から少しずつ袋詰めなどの作業を依頼されるようになり、徐々に働く場としてとらえられるようになったそうです。
「徐々に利用者が増え部屋が狭くなったこと、職員の処遇も考えて法人設立に取り掛かりました。資金がないので、利用者さんと一緒にスーパーの前や、お正月の神社など、地道な募金活動を続け、親御さんたちは積み立てもしてくれました。私たちは地元の企業さんへ寄付を募りに回りました。みんなでコツコツとがんばったと思います。そして平成15年9月に法人として認可され、施設建設が始まりました。」
数年かかって許可がおり、施設が完成したときは、みんなで喜びあったそうです。asunaro7.jpg

写真は現在のあすなろホーム。
施設が完成したのは平成16年3月。
4月から小規模通所授産施設、定員19名でスタート。
平成18年に障害福祉サービス事業所「あすなろホーム」として事業を開始し、さらに作業棟などを建設。
2022年5月時点で、利用者さんは44名

「募金活動や寄付を募る活動中に出会った方の中には、無理だろうと言う人もいましたが、一方で私たちの活動に理解を示してくださる方々がいらっしゃったので、こうして今居場所があり、活動できています。信じて地道に募金活動や積み立てを続けてきた親御さん、利用者さん、地域の皆さんとみんなでつくってきたと強く思っています。」asunaro01.jpg

ホームの利用者の皆さん。令和3年度の始業式より

つらかった震災時
ホームのみんなが支えてくれた

東日本大震災は、陸前高田市に甚大な被害をもたらしました。当時の人口24,246人に対し犠牲者は1,700人以上(行方不明者含む)に。 津波による被災世帯数は、およそ8,000の世帯の半数以上にも達し、津波被害を受けた世帯はほとんど全壊しました。
震災発生時、あすなろホームのほとんどの利用者の皆さんは施設内におり、販売等に施設外にいた利用者も幸い無事でした。また、ホームは丘の上に位置するため、津波の被害も免れました。
「でも当日、お休みの利用者さんが2人いたんです。連絡がつかず、避難所を回って探しました」

数日して西條さんは2人と再会しました。しかし、それは避難所ではなく、遺体安置所。望んでいた形ではありませんでした。
「行方不明の方がたくさんいる中、顔をもう一度見ることができましたが、それはもう言葉にならない辛さでした。施設に悲しい顔をして帰ってはいけないと思い、なんとか涙を拭き、玄関を入ると、そんな私を利用者さんは何も言わずそっと背中をさすってくれました。あのときは本当に優しさに救われました」asunaro2.jpg

震災のつらい記憶を語る西條さん。ホームのみんなに支えられたから歩み続けられてきたと言います

震災後はしばらく利用者の方々もしょんぼりしていたと西条さん。あのような状態の陸前高田で販売など考えられないけれど、残っていた袋詰めやある材料でのお菓子作りをしたそうです。
「すると、みんなにだんだんと笑顔が戻ってきたんです。そのとき、いつもしている仕事が利用者さんにとって欠かせないものになっていると気づきました」

西條さんたちは、焼いたお菓子を差し入れとして避難所に持っていきました。すると、あすなろの立ち上げのときにお世話になった地元の方々から「ああ、あのときのみんなだね。みんな無事でよかったね」との声が。とても喜んでもらえました。笑いながら泣いていました。
「自分たちは家が流されて避難所生活なのに、そんなふうに言ってもらえて。お世話になったみなさんの優しさは絶対に忘れちゃいけないと思いました。そして、改めて、みんなで支え合って、あすなろホームでがんばろうと思いました」asunaro8.jpg

あすなろホームの理念「笑顔さんさん」

出会いと思いやりが生んだ本格的なお菓子の数々

あすなろホームが現在扱っているお菓子は、りんごケーキ1種、パウンドケーキ2種、シフォンケーキ5種、クッキー4種、これに藻塩ケーキ、ゆずケーキも加わり、バリエーション豊富。これほどまでの商品数になったのは、料理研究家の方とのすてきな出会いがあったからだと言います。asunaro3.jpg

写真はパウンドケーキの詰め合わせ

「震災前の平成21年から、料理研究家さんの力を借りて商品開発を行っています。ある施設で、その先生の指導を見て感動し、この方にお願いしたいと強く思って、強引にお願いしちゃったんです(笑)。とてもすてきな先生で、利用者さん一人ひとりの特性をしっかり見て、職員ではなく利用者にわかるように教えてくれます。私たちは先生の指導で、素材へのこだわりがどれだけ味を左右するかもわかりました」

先生と一緒に開発した商品は、なるべく添加物を使わず、地元食材や材料にこだわったものばかり。最初は、小麦粉一つでこれほど味が違うのかと職員も驚いたそうです。asunaro02.jpg

ゆずケーキをつくるホーム利用者の皆さん

あすなろホームがつくる、本格的で、やさしい味わいのお菓子は次第に評判に。震災後は、支援に入ってくれた人々からの助言もあり、価格の設定も見直せたそうです。
「震災で、関東を含め、地域外からたくさんの支援をいただきました。そこで出会った方々に言われたのは、おいしいし、材料にもこだわった良い商品をつくっているんだから自信を持って売ればいい、ということでした。私たちは、利用者さんにもっと工賃をあげたい思いがあったので、自分たちがつくるお菓子の良さを信じて価格の見直しができてよかったと思っています」asunaro4.jpg

陸前高田の北限のゆずを使用したシフォンケーキ。お菓子は、カフェ「はぴなろカフェ」でも販売(「まちの縁側」にスペースを借りてオープン)。利用者さんが自分たちのお菓子を自ら販売しています

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ホームでは、お菓子のほか、北限のゆずを練り込んだ麺「北限のゆず麺」や、「ゆず塩」、「藻塩」などの商品も開発・販売しています。

目指せ平均工賃月一人5,000円で始めた作業でしたがが、21年後の昨年、初めて25,000円を超えることができたと西條さんは笑顔で話します。
「こうしてお菓子の評価が上がることで、地域の皆さんの障害がある方への理解が広がっていきます。ホームの職員も含め、みんなも自分たちが役立っていることを感じて喜んでくれます。これからも、支え合って、あすなろらしい活動を続けていけたらと思います」

ホームの皆さんがていねいに手作りしているお菓子は、ふるさと納税の返礼品としても出品されています。こだわりの味の数々をぜひ味わってみてください。

▼返礼品のご購入はこちらから
ふるさとチョイス
岩手県陸前高田市の3.11特設ページ

【思いやり型返礼品(支援型)】あすなろホーム特製チーズケーキセット 2種食べ比べ 他
https://www.furusato-tax.jp/feature/detail/03210/12414

ふるなび
八木澤商店×あすなろホーム 北限のゆずセット

楽天ふるさと納税 
最高級品種すじ青のり (7g)×3袋 他

岩手県陸前高田市
障害者就労継続支援B型事務所「あすなろホーム」

住所:〒029-2205 岩手県陸前高田市高田町字東和野37-1
TEL:0192-55-2978 FAX : 0192-53-1336
メールアドレス : sun2-asunaro@clock.ocn.ne.jp
営業時間:月〜土曜日 8:30〜17:30
※イベントにより日・祝日営業で振替休日あり

HP
http://rt-asunarohome.com/
Facebook
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