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岩手の湘南といわれていた「高田松原海水浴場」が復活!

2022.07.29

日時
2022.07.16(土) ~ 2022.08.14(日)

高田松原海水浴場

三陸自動車道長部インターチェンジを降りて、車で約6分の位置にある「高田松原海水浴場」。2011年、東日本大震災で発生した津波により、壊滅的な被害を受けました。日本百景のひとつに選ばれた白砂青松の「高田松原」。かつては、毎年夏には多くの海水浴客が訪れていた高田松原海水浴場が、復興工事と松の植樹を終え2021年4月に一般開放となりました。
2022年の海開きは7月16日~8月14日、遊泳時間は9時~16時までです。

かつての夏のにぎわいを取り戻すために

高田松原は、東日本大震災以前は年間100万人の観光客が訪れ、夏の海水浴シーズンには多い日で、1日5万人の海水浴客が溢れる県内でも有数の賑わいを誇っていました。

しかし、2011年の東日本大震災の津波と地盤沈下の影響により、約2キロに渡り広がっていた砂浜の約9割が消失しました。
砂浜の自然再生に要すると推定された期間は、なんと数100年。そこで岩手県は1キロにわたる海岸の人口的な整備を決めました。
2014年から砂浜再生事業がスタートし、周辺の防潮堤工事で出た砂や宮城県から砂が持ち込まれ、約1キロまで再生しました。2021年4月には一般開放され、同年7月には震災後初めての海開きが行われ、海水浴場として復活しました。kaisuiyoku2.jpg

海水浴客で賑わう高田松原海水浴場
(一般社団法人 陸前高田市観光物産協会提供写真)

砂浜と同じく、高田松原海水浴場のシンボルとなっていた高田松原防災林。以前は、約7万本の松が連なる景観も一変し、奇跡の一本松を除いて全ての松が流失しました。
失われた松林を再生させるべく、「NPO法人高田松原を守る会」と岩手県により、4万本の松苗の植樹活動が行われました。地元住民や多くのボランティアが、植樹活動に力を注いでくれたおかげで、あの思い出の白砂青松へ一歩近づきました。 kaisuiyoku3.jpg

震災前の松林に戻るまでには、約50年はかかると
言われています。松の樹が成長していく姿が
見られるのは、今だけです

こうして、たくさんの協力と支援のもと、みんなの期待をのせて高田松原海水浴場は再開しました。

2022年の海開きは、7月16()から8月14()
遊泳時間は午前9時~午後4時までとなっています。

海水浴を快適に過ごせる、充実した設備

ここからは海水浴をするにあたり、楽しく、そして快適に過ごせるように、高田松原海水浴場の施設をご紹介します。

「駐車場」
駐車場も今年全て整備され、第1、第2駐車場があり最大300台の車の駐車が可能です。
海開き期間中の午前9時~午後4時の時間帯は、1台につき500円の駐車料金がかかります。駐車場入り口に、料金所がありますので、お支払いを済ませてから入場となります。kaisuiyoku4.jpg

「観光案内所」
今年新しく設営された観光案内所は、砂浜に面した場所にあります。常に1~2名担当者が常駐しており、海水浴場の案内や注意喚起、迷子の対応も行っています。
他にも、市内の観光スポットや飲食店など、周辺情報も教えてくれますよ。
何かあれば、すぐに対応してくれるので、海水浴をする前に場所を確認しておくことをおすすめします。kaisuiyoku5.jpg

「海の家」
太陽の下、潮風を浴びながらの食事は、海水浴場に来たときの楽しみの一つです。たくさん泳いでお腹がすいても、海の家の食事がお腹を満たしてくれます。定番の焼きそばやかき氷、お子さんに大人気のフランクフルトもあります。冷えたビールのご用意もあり、大人も休日のご褒美にいかがでしょうか??海で飲むビールは絶品です!
食事の他にも、浮き輪の貸出や販売も行っています。kaisuiyoku6.jpg

「温水シャワー棟・更衣室」
温水シャワーと更衣室が1部屋に設置され、扉を開けると手前が更衣室。奥がシャワー室になっています。温水シャワー利用の場合は、3分200円の利用料金がかかります。温水シャワーで、海水浴で冷えた身体も温まります。更衣室は無料となり、着替えだけしたい。という人でもご利用できます。シャワー、着替えと一部屋でできるので、親子で一緒に利用できるのも嬉しいですね。
帰り支度をする午後は、8部屋ある温水シャワー・更衣室も、順番を待つ人の列ができるとのことで、混雑が予想されますので、ご注意ください。kaisuiyoku7.jpg

「冷水シャワー棟」
無料の冷水シャワーも設置されています。足や体についた砂を洗い流したいときには、こちらのご利用をおすすめします。
手軽に利用ができ、解放感いっぱいの中、陽射しを浴びながらの冷水は気持ちがいいですよ。 kaisuiyoku8.jpg

「公衆トイレ」
温水シャワー棟と冷水シャワー棟の横とさらにもう1カ所、合計3カ所設置されています。広い海水浴場ですが、3カ所設置されているので安心です。 kaisuiyoku9.jpg

楽しい思い出をつくってもらうために、海の安全を守る

「監視員」
海開き期間中は、監視員が常駐しています。応募により集まった20代~70代の地元出身の人たちが、海の安全を守るため日々奮闘しています。
海の水温の確認から始まり、波の状況や天候により遊泳可能と判断されると、赤旗から青旗に変わります。そして、海水浴客の人たちが快適に過ごせるように、砂浜の清掃も毎日行っています。kaisuiyoku10.jpg

清掃作業は毎朝、砂浜の端から端まで
監視員全員で行っています

監視員の一人である佐藤広一郎さんは、現在21歳の大学4年生。地元の高校を卒業後、仙台の大学に進学しました。夏休み期間中、地元のために何かできることがないかと考えていたところ、海の監視員のお話をいただいたそうです。
「高校時代は、水泳部だったので泳ぎには自信があります。でも事故が起きないことが一番ではありますが、何かあればすぐに動ける準備は常にしています」。kaisuiyoku11.jpg

海水浴をする人が気持ち良く利用できるよう、
清掃作業をする佐藤広一郎さん(写真左)

海が好きと話す佐藤さん。毎日海を眺めながら働くことがとても有意義な時間で、貴重な経験ができていると感じているそうです。
「震災以降、高田でおすすめのスポットを聞かれた時に、正直何があるかなと思っていました。でも高田松原ができたことで、『夏は高田松原に行ってみなよ』と紹介したいなと思いました。そして、訪れた人には高田の地で思い出を作ってほしいなと思います。都内じゃない非日常感の中で楽しんでほしいですね」。

安心して海水浴を楽しめるのも、監視員のみなさんの日々の活動のおかげですね。

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海は悲しい場所だけではない。
これからは楽しい場所として

最後に、高田松原海水浴場の管理を担当する、陸前高田市観光物産協会の桒久保博夫(くわくぼひろお)さんから、お話を伺いました。

「今年は3万人の来場者を目標にしています。ただ、昨年より新型コロナウイルスの感染が拡大しているので、出足が鈍いんです。これから、子どもたちが夏休みに入り、海水浴に来る際には、基本的な感染症対策や適度な距離を保ちながら、熱中症に気をつけて存分に楽しんでもらいたいですね!高田の夏を満喫してもらいたいです」。

東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市。それから、陸前高田市といえば「奇跡の一本松」と、観光スポットとして一番に名前が挙げられています。
桒久保さんは、11年たった今、奇跡の一本松のような震災遺構だけではなく、楽しい場所があることを知ってもらいたいと話します。

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荷物を抱えて、海水浴場へ向かう家族。
海を見つけた瞬間のお子さんの
嬉しそうな顔が印象的でした

「これから高田松原海水浴場が、来るきっかけをつくれる場所になれることを目標にしています。海水浴場が復活して終わりではなく、これからたくさんの思い出をくれるのは、海。元々は楽しい場所ではあったので、足を運んで知って楽しんでもらいたいです」。

海水浴だけでなく、ビーチバレーを楽しむ人たち、学校帰りに自転車を走らせて海へ遊びにくる学生や、海を眺めながらゆっくりと散歩をする年配のご夫婦。遠方から来た人ばかりではなく、この地域に住む人たちにとっても、楽しく、安らげる場所が高田松原海水浴場です。

この海で、家族や友だち、恋人など大切な人との夏の思い出を紡いでいきませんか?

【取材・記事執筆】
一般社団法人トナリノ 吉田 ルミ子

高田松原海水浴場

■遊泳期間
2022年7月16日(土)~8月14日(日)9:00~16:00
※当日の天候によっては遊泳禁止となる場合がございますので、予めご了承ください。
 遊泳の可否については陸前高田市観光物産協会のfacebookをご確認ください。

陸前高田市観光物産協会Facebook
https://www.facebook.com/rikutakakanko

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