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コミュニケーションに言葉はいらない!岩手県沿岸部で広がる「ドラムサークル」の輪

2018.12.11

ドラムサークルはみんなで輪になってリズムを合わせながら自由にドラムをたたき、言葉を使わずに周りの人とコミュニケーションをとることができるパーカッションアンサンブルです。みんなで一体感を感じ一緒に音楽を奏でながら楽しい時間を過ごすことができる取組で、心を開き協調性を促進することができるため地域のコミュニティ活性化に役立てることができます。

地元NPOが中心となり、音楽でつながるコミュニティの輪

東日本大震災が起こる前から市民による吹奏楽団や第九の合唱が行われ、市民に音楽が浸透している土壌があった岩手県釜石市。NPO法人ガバチョ・プロジェクトは震災後に音楽の力で街の復興を後押しする目的で設立された組織です。
そのガバチョ・プロジェクトがNTTドコモ東北復興新生支援室と(株)ヤマハ・ミュージックジャパン音楽のまちづくり事業と連携しドラムサークルを釜石市で始めたのは2017年のことです。震災被災者の住民と水産加工会社で働く外国人労働者との交流を通じたコミュニティ活性化を目的とし、ドラムサークルを市民の中心となって行う「ファシリテーター」の育成事業に取り組んできました。
ファシリテーター育成事業は2018年も続いており、釜石市民のファシリテーターが数多く育ちつつあります。この取り組みは復興庁被災者支援事業「心の復興」助成金の採択を受け進められています。

ドラムサークルとは

ドラムサークルには以下のような特徴があります。

  1. ドラムをたたく人が輪(=サークル)になって行います。ファシリテーター(指揮者のような人)を中心として輪になった人がリズムを合わせてドラムをたたき、音楽とコミュニケーションを楽しみます。
  2. 直接的な会話のいらない非言語コミュニケーション(ノン・バーバル・コミュニケーション)のため、子どもから年配の方、外国人も一緒に楽しむことができます。
  3. ファシリテーターは参加者が孤立しないよう、気を配りながら進めることが必要です。そのためファシリテーターのスキルを学ぶことは、集団のリーダーのスキルが醸成されることにつながります。

2017〜2018年度、ドラムサークルファシリテーター講座を釜石市で年3回実施、コミュニティの中心になる人材を育成することを目的として講座を実施し、多くの市民の方に参加頂きました。

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ドラムサークルファシリテーター講座の様子

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ドラムサークルファシリテーター講座を受講した皆様

交流イベントの開催

2018年3月、岩手県釜石市・大槌町・宮古市において被災された方々をお招きしドラムサークルを開催しました。あまり触ったことのないパーカッションを手に取って不安げな顔をしていた方々も、みんなで一緒に音を出すことでだんだんとリラックスして表情も明るくなっていったのが印象的でした。参加された方からは「自分にできるか不安だったけど、やってみたら楽しかった」「またみんなで集まってドラムサークルをやりたい」という声も。震災で新たに生まれ変わった街に笑顔を増やすきっかけづくりとして、ドラムサークルを通じた楽しい交流を引き続き実施していきたいと考えています。

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2018年3月に釜石で行われた「心の交流コンサート」の様子

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ファシリテーターの方々の大活躍!

ドラムサークルファシリテーター研修を受けた皆さんから、「釜石でドラムサークルを活用した交流の取り組みをこれからも継続したい!」という声をただきました!
ドコモ東北復興新生支援室ではこれからも被災地域のコミュニティ活性化につながる取り組みを継続してまいります。

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釜石のドラムサークルファシリテーターのみなさま

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