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ICTを活用した林業安全管理

2020.03.02

携帯電話網とLPWA網を組み合わせたシステムで林業従事者の安全管理を検証

はじまり~林業の課題を調査~

これまで東北復興新生支援室では、水産業・農業分野で地域活性の取り組みを実施してきていましたが、地域の産業の林業についても、取り組むべき課題があるのでは?と考え、2017年9月から調査を開始しました。
これまで東北沿岸部で培った人脈を頼りに、森林組合の方にお話を伺ったり、実際に伐採などの現場作業を行う林業会社の方にお話を伺ったりして、課題を絞り込んできました。当初は、流通の過程で輸送費がかさむ林業の経済的な課題解決を検討していましたが、業界内でオンライン販売の仕組みが出てきたため、現場作業を便利に効率的にできるもの切り替え検討を継続することにしました。

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森の中の作業を安全なものに!

林業は1次産業の中で最も事故の多い産業と言われています。また携帯電話網の外の場合が多く、なかなか緊急の連絡や作業の連絡が取りづらい環境にあり、それらの課題を解決したいと考えました。そこで、LPWA(Low Power Wide Area)という通信技術を活用して、森林内でも連絡できる仕組みを検討しました。それから、チェーンソーや林業機械などの作業音に音での呼び出しが遮られることがあり、パートナー企業のプラムシステム社様の技術(キツツキハンマー)を活用し、ヘルメットを振動させて通知する仕組みとしました。
仕様検討と実証を重ね林業安全管理コミュニケーションシステムのサービス化を検討しています。

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林業の現場にも笑顔を!

今回の実証で、林業の現場でも通信を確保してICT技術を活用することができました。
この通信技術をもとに様々なICT技術を取り込むことで、林業現場がより安全に、より魅力的な職業になることを目指します。

R&DOpenHouse2020への展示

2020年1月23日(木)・24日(金)、東京ビックサイトにて、「ようこそ、5Gリアルワールドへ、そしてそがの先へ。」と題して「DOCOMOOpenHouse2020」が開催され、約200の展示が行われました。
多くの方にご体験頂き、多くのご意見を頂きました。
今後の検討の参考にさせて頂きます。

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