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被災地のものを口にすることが長く続けられる支援

2014.06.02

株式会社 南部美人

明治35年創業の「株式会社南部美人」。 五代目蔵元久慈浩介氏と松森杜氏の両名は、岩手県が認定する「青年卓越技能者表彰」を受けており高い技術力を評価されています。 さまざまな鑑評会での金賞受賞をはじめ、全米日本酒鑑評会やモンドセレクション金賞など日本国内外で高い評価を受けているほか、海外進出にも力を入れ世界23ヵ国へ日本酒を輸出しているなど、世界でも有名な蔵元の一つ。

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合言葉はハナサケニッポン

2011年3月11日、沿岸に膨大な被害をもたらした東日本大震災。 内陸の岩手県二戸市も震度5弱を記録し、二戸市にある創業35年の酒蔵「株式会社南部美人」でも蔵の一部が壊れ、煙突の一部が崩落するなどの被害に遭った。 そんななか、何よりもショックだったのは、目にしたスーパーやコンビニに山のように余っているアルコール類。 「南部美人」が復興し、酒造りができるようになり、経済が動き出したときに果たして日本酒なんて売れるのだろうか!と。 そう思うと不安で仕方なかったと五代目蔵元の久慈さんは話してくれました。

当時の東京都知事が「花見なんかするんじゃない、飲んでいる場合じゃないだろう」と自粛のムードが漂うなか、東京の飲食店から電話がありました。 「お客さんが全く来ない、このままだと被害もないのに閉店しないとならない」そういった声がたくさん寄せられました。 これでは直接被害のない地域でも、経済的二次被害を受けてしまうと考え、自粛モードを払拭するために「ハナサケニッポン」というグループを立ち上げ、「お花見をしてください」とYOUTUBEで配信しました。 「どうせ食べるなら東北の魚を食べてください。どうせ飲むなら東北の酒を飲んでください。それが東北の復興支援につながるんです」と、被災地から全国へ願いを込めたメッセージは、自粛ムードから「復興応援消費」という形で伝わっていったのです。

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いつも元気でパワフルな五代目蔵元の久慈さん

被災地の今をオール岩手でバックアップ

今、話題となっている岩手県陸前高田市の「北限のゆず」使った「北限のゆず酒」。 震災前、ゆずを使ったリキュールを造りたいと思っていた久慈さんは、陸前高田市に北限のゆずがあるという情報を聞き、現地から取り寄せて試験的に酒造していました。 そのとき出来上がったサンプルの味がよかったため、製品化を検討していた矢先の震災でした。

震災後、久慈さんは陸前高田に足を運び、「試験酒造中の北限のゆず酒を正式に商品化すれば復興が早いのではないか」と考え「北限のゆず酒」の製品化をスタートさせました。 本来であれば、陸前高田市の企業が製品化するのが理想的。しかし、あの状況下ではどう考えても無理。 それならば、今は内陸の自分たちが造り、最終的には地元企業でこの北限のゆずという宝物を盛り上げていければいいとオール岩手での支援をはじめたそうです。 南のイメージが強いゆずですが、「岩手で獲れるんだよ」というと、ほとんどの人が驚きます。 その北限のゆずを使った「北限のゆず酒」は糖類無添加で口あたりがよく、女性にも人気のお酒。 現在は、陸前高田市に足を運んで買ってもらおうと、陸前高田の産直のみの販売となっています。

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社長の片腕として各地を回る工場長の小野さん

先人が残した大きな宝物

2013年3月、まだ陸前高田市のあちらこちらに瓦礫が積みあがっている景色のなか、はじめての「北限のゆずを楽しむ会」が陸前高田の公民館でささやかに始まりました。 そして2回目の開催となった2014年3月。地元で復興したホテルを借り、大きくステップアップした「北限のゆずを楽しむ会」では、「北限のゆず」を使ったビール「岩手ゆずヴィット」をはじめ、「北限のゆず」を使ったフロマージュやクッキーなど、さまざまな商品発表がされたほか、今年度の収穫の報告や今後の「北限のゆず」の展望などが発表されました。

今年から参加した盛岡市のベアレン醸造をはじめ、地元企業の八木澤商店など、サポーターが少しずつ増えていくことで、新たな動きが出てくるのではと久慈さんは期待しています。 陸前高田で計画している復興パークで、ゆず狩りができて、ゆずを使ったお菓子やお酒を楽しみながら、東日本大震災や陸前高田の未来について語られる。そんな場所を作る協力をする。久慈さんの復興への思いは、未来を見据えています。

陸前高田で、長い間その価値に気づかなかった「北限のゆず」という果実は、今では陸前高田市の宝物となり、その宝物を中心に人びとの輪が着実に広がっています。 そのきっかけを作った久慈さんが注ぐ熱い思いは少しずつ形になり、被災地が新たな方向に向かうための羅針盤となっています。

カシオペアFM「三陸さ、あべ!」と共同で取材しています。 こちらから放送を聞くことができます。
http://779.jp/sanriku_reports/2525/

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震災で被害に遭った南部美人のシンボル「煙突」

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この蔵から数々の賞を受賞しているお酒が生まれています

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北限のゆずを使ったゆず酒や新商品のお菓子も

関連するサイト

カシオペアFM
http://779.jp/sanriku_reports/2525/

株式会社 南部美人

住所:岩手県二戸市福岡上町13
電話:0195-23-3133
FAX:0195-23-4713
営業時間:営業時間:8時〜17時
休日:土(隔週)・日・祝日

HP
http://www.nanbubijin.co.jp/
HP
http://779.jp/sanriku_reports/2525/
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