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空港ならではの復興支援へのアプローチ

2014.04.21

岩手県空港ターミナルビル株式会社
岩手県花巻市にあるいわて花巻空港は広大な面積を持つ岩手県に唯一存在する空港。航空旅客に対するサービスの提供以外にも復興支援のための物販コーナーやこども向けの航空教室の開催など、様々な取組みをおこなっています。

被災地支援の拠点となった空港

最終便2便を残した状態で震災にあった岩手県空港ターミナルビル。
地震発生後、いち早く被害状況を確認、旅客を受け入れられないという事が判明し、一度旅客ビルを閉鎖するという判断をくだしました。
幸い滑走路には異常がなくビルのみの復旧ではあったものの、新幹線や高速道路などの陸路を断たれた状態、一刻も早い空港の復旧が望まれました。
震災から3日後、停電や燃料不足に苦しみながらも、なんとか受け入れた羽田便を皮切りに大阪や札幌からの臨時便や、自衛隊の輸送機、各都道府県の防災ヘリコプターなども受け入れ、支援拠点として活躍することに。
なかには医師団を乗せたドクターヘリもあったようで、医師不足が危惧されていた沿岸部にとって大きな助けとなったようです。

時には目頭を熱くしながら語ってくれた北田さん

岩手の空の玄関として新たな試み

本格的に復旧し、通常業務が再開できたのはそれから3か月後の6月でした。
沿岸に向かう旅客者や、身内を心配してやってきたお客さんなどで空港は賑わいを見せます。
「震災以降、やっと会えた方々が泣きながら抱き合ってる姿を見ると、その手段を作ることができて本当に良かったと思いますね」当時を振り返りながら、業務課課長の北田さんは話してくれました。
業務再開後しばらくして、被災地応援のツアーパックなどで、ようやく普段通りの人の流れが戻りはじめた頃、館内でも復興支援のための取組みがはじまります。
それは空港内の物販コーナーで沿岸部の商品を販売し応援しようというもの。この取組みによって「沿岸地域の商品への需要が多くなったのが嬉しい」と北田さん。現在でも「復興応援ありがとうございます」という看板を掲げこの取組みは続いています。

震災当時、燃料不足などの苦労を話す菅原さん

遊びに行くのも楽しい花巻空港

岩手の特産品がなんでもそろう物販コーナーや県内の食材を使用した料理が満喫できるレストランなど訪れた人に充実したサービスを提供する花巻空港。
そのサービスは航空旅客だけにとどまらず、「いわて花巻空港フォトコンテスト」や「こども航空教室」の開催など地域に密着したイベントも随時開催しています。
特筆すべきは、空港の駐車場を無料で利用でき、送迎デッキでの航空機鑑賞も無料で楽しめるという点。北田さんは「空港って堅苦しいように思われますが気軽に来て親しみを持って欲しい」と話してくれました。
2014年の9月には防災ヘリコプターによるデモンストレーションやセスナ機の搭乗遊覧が楽しめる「スカイフェスタ」も開催予定とのことで、今後の展開も目が離せません。
空港施設は旅行客にとっては通過点という認識が強いのが現状ですが、「空港でもっと楽しんで欲しい」と、様々なイベントを企画しているいわて花巻空港。
館内では可愛いイメージキャラクターの「はなっぴー」も出迎えてくれます。
ぜひ、花巻空港に遊びに行ってみて下さい。

ターミナルビル内の施設を案内してくれた中条さん

「いわて花巻空港フォトコンテスト」などイベントも多数開催

復興支援のための物販コーナーには三陸沿岸の商品が並んでいます

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