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地域の足として、希望の光として走る

2022.01.14

岩手県 三陸鉄道株式会社

岩手県の海岸沿いを縦に走る三陸鉄道。三陸の海を思わせる、白いボディに赤と青のカラーリングが施された車両は、1984年の開通以来、地域の人々や観光客に愛されています。東日本大震災では壊滅的な被害を受けましたが、2014年に多くの支援を受けて全線開通。現在は全長163kmとなりました。
今回は、三陸鉄道株式会社、二橋守さんと三河和貴子さんにお話を伺いました。

地域の足をしっかり守る

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県沿岸部。三陸鉄道も駅舎や線路が津波により流出。火災による焼失も加わり、全面不通を余儀なくされました。あれから10年。今では北は久慈駅から南の盛駅まで163キロを走る鉄道となりました。

事業本部 経営企画部の二橋守さんは、こう語ります。
「三陸鉄道は地域のための鉄道です。地域の人たちの足を私たちが守る、いつもそういう思いで取り組んでいます。三陸鉄道は、震災発生から5日後に一部区間の運行を再開させたのですが、その時も思いは同じでした。瓦礫で道路が使えない、車も流された、そういう人たちが大勢いたんです。うちはなんとしても列車を走らせなくてはならない、社員全員がそういう気持ちだったと思います」

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事業本部 経営企画部 物産部長の二橋守さん(左)と
事業本部 経営企画部 広報担当の三河和貴子さん(右)

まだ荒れ果てた町を走る三陸鉄道の車両は、多くの人に希望を与えました。三陸鉄道は足であると同時に、地域を応援する役割もあると広報担当の三河和貴子さんも語ります。

「震災後はたくさんの人たちの支援と応援を受けて、復旧してきました。当時、北と南の2線に分かれて運行していた部分が2014年に開通して、2019年にはJRから2線の間を走る路線の移管を受けて1本につながり、第三セクターの鉄道としては最長の163kmになりました。でも、喜んだのも束の間、今度は台風がやってきました。そのときの復旧と運行再開にも、たくさんの応援があったんです。こうして助けられているからこそ、私たちは地域のために、そして応援してくれた全国の三陸鉄道のファンの方々のために、しっかり走らなくてはならないと思っています」

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陸中山田駅のホームに入ってくる列車。
陸中山田駅は震災による火災で焼失し、新しい駅舎として生まれ変わりました

アイデアを生むアットホームな社風

三陸鉄道にはユニークな企画を生む社風があります。企画列車やショップで販売するグッズのアイデアは雑談から生まれるのだそうです。

「2週間に一度くらいの頻度で雑談会議をしています。主に行事イベントの段取りを話したりするのですが、残りは雑談。この雑談で、おもしろいアイデアがどんどん出ます。小さい会社ですからフットワークも軽くて、早いと10日で商品化したりもします」と二橋さん。sirou_santetsu6.jpg

ショップに並ぶ商品を説明する二橋さん

アイデアを伝え合うのは、会議の場に限ったことではないそうで、時には出社してきてすぐに「おもしろいことを考えたんですが」と言う社員もいるとか。

「現在、ショップに並んでいる乗務員手帳という商品は、女性運転士のアイデアなんですが、会社に入ってくるなり、皆さーん、乗務員手帳売りましょう!という感じでした。会社から許可下りないんじゃないの?と言っていたんですが、あっさり下りて(笑)。今では人気商品です」

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どんどん出てくるアイデアは、ただおもしろいだけのものではないと二橋さんは言います。

「地域に貢献できるかどうか。そこは社員全員しっかり考えています。話題になるとか、映えるとかだけではない、地域に恩返しできるものを商品化しています」

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逆境も商品にしよう!というユニークなアイデア

地道に取り組み、発信を続けていく

現在はコロナの影響で、県民限定などのイベントが続く岩手県。なかなか県外から観光客を呼べない状況にありますが、それでも、取り組みを続けていくしかないと二橋さんは話します。
「少しずつ、できることをやっていくしかないと思っています。何か大きなことをバーンとやるのではなく、今まで通り、地域に貢献できることをコツコツと続けていくことが大切だと思います。歯痒い思いが続いていますが、これからだんだんと呼べるようになるはずなので、そこに向かって取り組みを発信していきます」

列車の旅の魅力を改めて発信したい、というのは三河さん。
「列車は車と違って、ゆったり旅ができます。景色もゆっくり見られます。そんな列車ならではの楽しみを改めてお伝えしていきたいと思っています。三陸鉄道のリアス線は163キロと長いので、それを生かして、こたつ列車やプレミアムランチ列車も走らせています。また、リアス線は景色だけではなく、復興を学ぶということもできるので、そうしたことを全国に発信していきたいです」

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様々なラッピング列車企画も実施。
2014年には三陸鉄道とドコモがコラボしたラッピング列車が走りました

近年では、20213月にドコモが主催した東北復興プロジェクト、オンライン「みちのく★マルシェ」で、三陸鉄道のオリジナル商品「さんてつくんの笑顔つなぐクッキー」を販売しました。

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「笑顔をつなぐ、ずっと...。」これは三陸鉄道のスローガンです。
地域のために、そして三陸を訪れる人々のために、三陸鉄道の取り組みは続きます。

関連するサイト

海岸線を駆け抜けるローカル鉄道
/tohoku/go/post-21.html

岩手県 三陸鉄道株式会社

本社所在地 岩手県宮古市栄町4

三陸鉄道HP
http://www.sanrikutetsudou.com/
三鉄オンラインショップ
https://sanrikutetsudou.shop-pro.jp/

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