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全国に届け!「気仙沼」の味

2014.10.03

株式会社足利本店
昭和28年創業の株式会社足利本店は、気仙沼や塩釜、大船渡、八戸などから仕入れた海産物を扱っています。震災では製氷工場以外の本社、冷凍庫、保管庫などがすべて流出しましたが、現在は2012年1月に完成した仮設工場で事業を再開。 冷蔵業のほか、水揚げ量日本一を誇るカツオをはじめ、マグロ、サメ、メカジキなどの加工もし、築地市場へ出荷しています。また、インターネットショッピングサイト「気仙沼素材屋」も開設。全国の方々の食卓に「気仙沼のカツオのたたき」等、魚そのもののおいしさを提供しています。

応援してくれた取引先へ、元気な姿を伝えたい

足利本店では、震災前に使っていた工場がすべて被災。製氷棟4階の機械室に全スタッフが避難し無事でしたが、津波が来るのを目のあたりにしたそうです。
「一瞬のうちに冷蔵庫も工場も全部なくなってしまって、自分たちも、もうだめかなという気持ちになりました」と話すのは近藤朝一郎工場長。
震災直後は5名だけを残してあとは一時解雇という形になりましたが、事業再開のときには解雇した社員に優先的に声をかけ、7割の社員が復職しました。
震災後、4月後半には気仙沼でも船が出るようになりましたが、気仙沼では水揚げができない状態だったため、塩釜と銚子に水揚げされていました。足利本店では、5月の始めから塩釜に出向いて買い付けし、塩釜の工場を借りて製品づくりを再開しました。
「震災直後の気仙沼では生活物資も不足していましたが、なんとか手に入れた出刃包丁でモウカザメの加工を行ったのが、自分たちの復興の狼煙(のろし)でした」と近藤工場長。「我々は元気です、営業していますよ!」という姿を、これまで取引のあったお客さまに向けて真っ先に伝えました。

震災当時の様子を語る近藤工場長

来年1月には、広いスペースを確保した新たな加工工場が完成予定

営業を再開した足利本店には、関東や秋田などから、「元気だった?」と常連のお客さまが訪れました。再開が遅ければ遅いほど、これまでの販路を失うことになります。そのことを一番心配していましたが、出荷数量は、震災前と比べて8割ほどの回復状況。
現在は市場の近くに建設した仮設工場でカツオのたたきなどの加工作業を行っていますが、手狭なこともあり、以前工場があった場所に新工場を建設中。新工場は、生鮮のモウカザメとメカジキ、マグロのラインを備えた加工工場で、製氷工場も併設になるそうです。

直火で香ばしく焼き上げられるカツオ

水揚げされたモウカザメをさばく従業員

足利本店自慢の、目利きの職人

足利本店には、他社に引けを取らない目利きを持つ社員がたくさんいます。「きっちりとした品質の見きわめができることは、うちの強みかな」と近藤工場長。「足利本店だったら大丈夫」といってもらえるようになることが、進むべき道だと考え、若い職員たちの教育にも力を入れて取り組んでいます。足利本店では、自分たちのような仲買人の付加価値を発信し、漁業の現場を可視化し、安心・安全につなげていきたいと考えているそうです。
「気仙沼はカツオの水揚げ量が日本一なので、うちでもカツオをメインに扱っていきます。特にたたきがおすすめです。昨年はカツオのたたきがとても好評だったので、今年はさらに伸ばしていきたいと思います。」

足利本店では、たたきを焼く前に、カツオの旨みを最大限に引き出す工程があるのだそうです。
「気仙沼のカツオのたたき」というブランドが消費者にも定着するのに、そう時間はかからないのではないでしょうか。

出来上がりほやほやの「気仙沼のカツオのたたき」

包装されお客さまに届きます

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