復興の想いが詰まったヒット商品「夢の樹バウム」
2016.09.01
おかし工房木村屋
岩手県陸前高田市で昭和元年に創業したおかし工房木村屋。豊富な種類の和菓子や洋菓子は地元の方から愛され続けています。その中でも、震災後に生まれた商品「夢の樹(いつき)バウム」は全国から注文があるほどの人気商品となっています。
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陸前高田で愛され続けるお菓子屋さん
おかし工房木村屋は、創業昭和元年。古くから地元陸前高田で多くの方から愛されてきた老舗のお菓子屋さんで、地元陸前高田では、その名を知らない人はいません。創業は和菓子屋でしたが、現店舗では、ゆべしや雁月といった和菓子から、プリンやケーキ等の洋菓子まで多くのお菓子を販売しております。店舗内には、お菓子を作る工場から、地元の方々が集うイートインコーナー、また遠方の方々に向けたオンラインショップも揃っており、充実した設備を備える店舗となっています。
入りやすいお店のデザイン
復興の象徴となった「夢の樹バウム」
陸前高田は岩手県沿岸部で大きな津波の被害があった地域です。被害の大きさから一度は名前を聞いた方も多いでしょう。おかし工房木村屋も津波で店舗工場、自宅全てが流れたといいます。震災の翌年2012年5月に仮設店舗にて営業を再開し、2015年3月に本店舗にて営業が再開されました。
そんな中、復興の象徴となる夢の樹バウムが木村社長の発案のもと、誕生しました。震災した店を、そして陸前高田をも盛り立てていくには、新たな商品の開発が必要だと考えたからです。
夢の樹バウムは、7万本もの松林が流された陸前高田の高田松原で唯一残った「奇跡の一本松」をイメージした商品となっています。東北では初となるハードタイプのバームクーヘンで、岩手山南部小麦や三陸沿岸の有精卵を仕様した岩手県に徹底的にこだわった愛の詰まったお菓子です。今は、陸前高田の復興の象徴として、全国から集まったボランティアの方々や、地元の方からの贈答品等、多くの方から愛されるヒット商品となっています。
他にも美味しいお菓子がたくさん
おかし工房木村屋の原点は、和菓子です。創業以来作り続けている雁月もおすすめ商品の一つです。夢の樹バウム以外にも、たくさんのお菓子がオンラインショップでご購入いただけます。また明るい店舗にはたくさんのスタッフの皆さんが笑顔で待っています。陸前高田にお越しいただく際には、ぜひ店舗にも立ち寄ってみて下さいね。
創業以来、作り続けられている手づくりの雁月
おかし工房木村屋
〒029-2205
岩手県陸前高田市高田町字栃ヶ沢220-1
Mail:kimurayainfo@gmail.com
TEL:0192-55-2825
FAX:0192-55-5119
営業時間 10:00~18:30
定休日 毎週水曜日
※水曜日が祝日の場合は翌木曜日が定休日となります。
- オンラインショップ
- http://okashi-kimuraya.shop-pro.jp/
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(チームレインボー 坂井佐和子)