住田町の住民が集う、古民家の交流拠点
2018.07.06

岩手県の東南にある住田町は、森林資源に恵まれた町です。町の住民が集まるにぎやかな場所があると聞いて訪ねてきました。住民が自由に使えるコミュニティーカフェや、地元食材を使ったレストランなど多彩な設備を備えた交流拠点の様子をお伝えします。
おすすめレポート
にぎわう「よりあいカフェ」
住田町の商店街を歩いていると、にぎやかな声が聞こえてきました。のぞいてみると「寄っていって!」と声をかけていただき、建物の中へ。30人近くの人がおしゃべりをしたり、将棋を指したりと思い思いに過ごしていました。
ここは「すみたよりあいカフェ『しょうわばし』」。町の誰もが気軽に集まることのできる場所を、という想いで作られたものです。週に一度イベントを開催しているそうで、この日は「春のお花見会」が開かれていました。無料でお茶や豚汁がふるまわれ、ボランティアの方から歌や体操を教わることもできます。住民のみなさんの生き生きとした表情が印象的でした。
2015年にオープンした「すみたよりあいカフェ『しょうわばし』」
ボランティアの方と身体を動かしてリフレッシュ
町家の暮らしを体験できる交流スペース
よりあいカフェの隣には古民家が立っています。こちらは住民交流拠点施設「まちや世田米駅」。100年もの歴史を持つ古民家を、コミュニティーカフェやレストランが入った建物へと改装したものです。
カフェのほか、グループで借りることができる和室の交流スペースもあり、移住や定住を考える人のための町家体験も行っています。住民だけでなく、外から来た人との交流拠点にもなればという想いで作られたそうです。
入口はガラス張りで、開放的な雰囲気です
コミュニティーカフェ「SUMI cafe」。
軽食や駄菓子を販売していて、子どもから大人まで誰でも気軽に立ち寄ることができます
カフェのカレンダーにはイベントの予定が書き込まれていました
歴史ある蔵は、ギャラリーとして活用されています
地元の食材をバイキングで
「まちや世田米駅」に来たらぜひ立ち寄ってほしいのが、レストラン「kerasse」です。住田町の良さを知ってもらうべく、地元産の食材にこだわった「住田料理」を味わうことができます。
ランチを注文すると、60分間サラダバーが食べ放題!地元産の新鮮な野菜や、工夫を凝らした小鉢、汁物にデザートまで好きなだけ食べることができます。開店すると、店内はあっという間に地元の方でいっぱいになっていました。
レストランとはいえ交流の場としての役割も果たしたいと、料理教室やワイン会なども開催しています。住田町へ行った際には、ぜひここで住田料理を味わってみてください。
テーブル席のほかテラスや座敷もあり、50人程度の宴会も可能です
サラダバーには旬の野菜がたっぷり!
サラダのほか、汁物やデザートも食べ放題で、メインディッシュが来る前にお腹いっぱいになってしまいそうなボリュームです
本日の生パスタ、「ありすポークとほうれん草のボロネーゼ」

住田町交流拠点施設
*すみたよりあいカフェ「しょうわばし」
所在地:岩手県気仙郡住田町世田米字世田米駅12
*住民交流拠点施設「まちや世田米駅」
所在地:岩手県気仙郡住田町世田米字世田米駅13
- すみたよりあいカフェ事業
- https://sumita-shakyo.jp/
- まちや世田米駅Facebook
- https://www.facebook.com/machiyasetamaieki/
このページをSNSでシェアする
( チームレインボー 菅原陽子)