いわき産オリーブの葉から生まれた パスタ・麺・茶など多彩な商品
2016.12.13
NPO法人いわきオリーブプロジェクト
日本のオリーブ栽培の北限といわれている茨城県を越え、福島県いわき市でオリーブ栽培に取り組んでいるNPO法人いわきオリーブプロジェクト。市内で4,500本を育てており、さまざまな商品が生まれています。
オリーブの産地・スペイン・アンダルシア地方と同じ緯度にあるいわき
いわき市でオリーブ栽培を始めた松﨑康弘さんは、かつてスペイン・アンダルシア地方に住んでいたことがあります。いわきの冬空は、抜けるように青く、スペイン・アンダルシア地方を思い出させるものでした。東北地方にもかかわらず雪がほとんど降らず、日照時間も長いいわき市。日本のオリーブ栽培の北限は茨城県と言われていますが、「ここでならオリーブを育てられるのではないか」という松﨑さんの直感から、オリーブプロジェクトがスタートしました。
500本の苗木から始まった栽培は、今や4,500本もの規模になりました。途中、震災という大きな出来事もありましたが、県外にも協力者を得ることができ、自宅で苗木を育てている人もたくさんいます。いわきの地ですくすくと育つオリーブの葉を活用した商品をご紹介します。
自分流にアレンジ!「オリーブ麺」
オリーブの葉が練り込まれている「オリーブ麺」。細麺のパスタタイプと、ソースがよく絡む平打ち麺タイプの2種類があります。
さっぱり食べたい時は、そうめんや冷やし中華風に。しっかり食べたい時は野菜をたっぷり加えたパスタに。和・洋・中、そして温・冷と、どんな料理にも変身する万能麺です。
ほんのり緑がかった見た目がきれいな上に珍しさもあり、お土産やギフトに好評です。
やさしい甘みとオリーブの風味が広がる「オリーブ茶」
「オリーブ茶」も、オリーブの葉から作られています。一口飲んでみると、やさしい甘みが広がり、ほのかにオリーブの風味を感じます。オレイン酸やポリフェノールなど、栄養がたっぷり詰まっています。
食感が楽しい「香ばしいかりんとう」
京都にあるごまの専門店・ふかほりさんとコラボレーションした「香ばしいかりんとう」。オリーブの葉を粉末にして生地に練り込み、すり胡麻ではない、つきたて胡麻をまぶしました。
小ぶりで、あっさりした味わいなので、おやつにはもちろん、ビールやワインなどのおつまみにもぴったりです。
ネットショップでも購入できる商品もありますが、機会があればぜひいわき市へ足を運んで、オリーブ栽培北限の地ですくすくと育つオリーブの木を見てみてください。プロジェクトはまだ始まったばかり。これからも新しいオリーブの魅力を引き出す商品の開発にどんどん取り組みます。
松﨑さんが運営する地場産品の店、いわき食彩館「スカイストア」。オリーブプロジェクトの商品をはじめ、地元産のたくさんの商品が並んでいます
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