東北の恵みを再び赤坂に! 「東北復興 みちのく★マルシェ2022 in赤坂インターシティAIR」(前編)
2022.09.08

東北復興 みちのく★マルシェ2022 in赤坂インターシティAIR
ドコモが東北被災地応援の一環として2012年から主に宮城県で行ってきた「東北復興 みちのく★マルシェ」。初の首都圏開催となった2019年に続き、去る6月16日、17日の2日間にわたって赤坂インターシティAIRにて開催しました。17店舗が参加し、191種類もの商品が並んだマルシェには2日間で約3,460人が来場。大盛況のうちに終了したマルシェの様子を前編、後編の2回でお届けします。
ICTを活用した新たな販売形式の試み
今回のマルシェでは、お馴染みの東北の名物グルメをその場で味わうことができる屋台や、人気スイーツ、ワインなど東北各地の自慢の味を販売するマーケットに加え、自立走行型パーソナルロボットtemiを活用した遠隔販売も導入。会場内には、ドコモが提供するサービスを活用した人流・混雑分析カメラも設置しました。
採れたての海の幸と、地元のソウルフードを振る舞う屋台!
会場となった赤坂インターシティAIRは溜池山王駅直結。地下鉄への通路につながる中庭イートインスペースでは、マルシェではお馴染み「なみえ焼きそば」、南三陸町の漁師の方々が採れたての海産物を焼く「海しょくにん」が屋台で出店しました。
福島県浪江町 麺の旭屋
福島県浪江町 なみえ焼きそば(麺の旭屋)の屋台。
ドコモ社員も一緒に焼きそば作りに参加。
回を重ねるにつれ、メキメキと腕を上げてきました
「なみえ焼きそば」は、福島県浪江町のソウルフード。
食べ応えのある太い麺に、具材は豚肉ともやしだけ、が地元の食べ方です
濃厚なソースともっちり太麺が相性バッチリ!
お昼過ぎには準備していた200食があっという間に完売してしまう人気ぶりでした
「地元で長い間親しまれてきたなみえ焼きそばを、東京の皆さんにも食べてもらうことができ、とてもうれしいです!」と話す麺の旭屋さんと、すっかり店の人となっているドコモ社員(写真両端)
宮城県南三陸町 海しょくにん
宮城県南三陸町 海鮮焼き(海しょくにん)の屋台。
11時の開店直後から、お昼に東北の海の幸を楽しもうとたくさんの人が訪れました
マルシェ当日の朝3時に採れたばかりの南三陸産ホタテ。
その大きさに並んでいるお客様からも驚きの声が上がっていました
「海しょくにん」は東北の震災をきっかけに結成された団体。漁師や林業、役場など、さまざまな職業の仲間を集め南三陸の海・里・森を生かしたワークショップを行っています。
今回のマルシェでは、「海しょくにん」に所属している南三陸町役場の方の声かけがきっかけで、漁師メンバーを集めての初出店となりました
東北の自慢の味が集まるマーケット
中庭からビル内に入った場所はマーケットスペースに。岩手県や宮城県、福島県など東北各地から、地元で人気のスイーツや、東北の海の幸など約186点の産品が集結しました。
岩手県陸前高田市 トナリノ
岩手県陸前高田市及びその近隣地域の商品を取り扱い、販売している「トナリノ」。"地域の相棒"として"幅広く活動を展開しています。
珍しいうにラーメンや北限のゆず商品を手に取るお客様が多く、おやきも2日間ともに完売しました
宮城県仙台市 こだまのどら焼き
「こだまのどら焼き」は、仙台で70年以上愛されてきた老舗のどら焼き屋。仙台のどら焼きは餅入りがスタンダードだそう。
マルシェの店舗前には長蛇の列ができ、2日間で餅入りどら焼き小倉・ずんだが、それぞれ400個ずつあっという間に完売しました
宮城県南三陸町 南三陸ワイナリー株式会社
マーケットブースには宮城県南三陸町「南三陸ワイナリー株式会社」が出店。南三陸の自社ブドウ畑で収穫したブドウを使い、南三陸の海の幸に似合う、辛口のワインに仕上げています。りんごを使ったシードルも人気でした
「コロナの影響でなかなか東京に出店できなかったので、久しぶりに直接お客様とふれあえることがとてもうれしいです!」と話す南三陸ワイナリー株式会社 代表取締役の佐々木 道彦さん(写真左)と、販売担当の吉島 有紀さん(写真右)。
マーケットが閉まる19時頃になってもお客様が途絶えることはなく、晩酌やお土産用に買っていくお客様がたくさんいました
福島県いわき市 いわきワイナリー
「ハンディキャップを背負った人たちに安心して自立した生活を送ってほしい」。そんな思いからいわきワイナリーを立ち上げ、ワイン醸造を通した就労支援を行っている認定NPO法人みどりの杜福祉会。ぶどうの栽培からワイン醸造、瓶詰めやラベル貼りもすべて、いわきワイナリーに所属するメンバーが行っています
どのワインを買うか悩んでいるお客様へ、お一人お一人丁寧にワインの説明をしていた、認定NPO法人みどりの杜福祉会 理事長の娘の今野 麻未さん。会場には、マスカットベリーや甲州、フジノユメなど、さまざまな品種のぶどうを使ったワインがずらりと並んでいました
福島県郡山市 株式会社ビックメイツ
株式会社ビックメイツは福島県産品の販路拡大を手がける、郡山の企業。マルシェではさまざまな東北の品を揃え、販売しました。福島の桃「あかつき」を使ったフルーツシューには長蛇の列ができていました
今回用意したフルーツシューは800個!
2日間ですべて完売しました
「コロナ対策をしつつ、お客様と直接お会いすることができうれしかったです!」と株式会社ビックメイツの皆さん。フルーツシューのおいしい食べ方を愛情込めてお客様に伝えていました。2019年の開催時に買って美味しかったから、というリピーターさんが何人もいて嬉しかったそう
岩手県宮古市 瓶ドン
お昼時に混雑していたのは、宮古市で話題の「瓶ドン」を販売しているブース! 瓶の中にはいくらやウニ、いかなど、岩手の海の幸がぎっしり詰まっています
多くのお客様で賑わい、約150個の瓶ドンは両日ともに13時前には完売してしまいました
宮城県東松島市 おにぎり
宮城県東松島市「相澤水産」の海苔が使われたおにぎり。
海苔の生産工程では、海の状態をリアルタイムで生産者のスマートフォンに届ける、ドコモのICTブイが活用されています
おにぎりのお米には、宮城県南三陸町の「ひとめぼれ」、福島県西会津町の「コシヒカリ」を使用。それぞれの生産者の想いを込め、丁寧につくられたおにぎりは全部で600個! お昼頃にはすべて完売しました
福島県西会津町
西会津町のブースでは、黒米味噌本舗の会津味噌や、会津木綿を使ったアクセサリーを販売。マルシェ常連のお客様も訪れ、西会津で活動しているドコモ社員の話に耳を傾けていました
「西会津ハンドメイドの会」の皆さんが一つひとつ丁寧につくったアクセサリー。約120点出品されたアクセサリーには、すべて会津木綿が使用されています。会場内にはアクセサリーを早速つけているお客様の姿も
宮城県南三陸町 自然卵農園
自家配合の餌と地元の野菜を与え、鶏にストレスのかからない平飼いによる鶏卵を扱う「自然卵農園」。新鮮でくさみのない卵は地元でも大人気です。今回のマルシェではその卵を使った、ベイクドチーズケーキ、卵皇のプリン、自然卵のクレープを販売しました。「卵皇のプリン」は、その日の卵の状態に合わせ毎日レシピを変えているそう。「昨日美味しかったから今日は担当全員分!」と大量購入するお客様もいました
「自然卵のクレープ」。もちもちの生地に、クリームとバナナがたっぷり詰まっていました
後編では、前半で紹介しきれなかったマーケットブースの様子と、ロボットを用いた遠隔販売など、マルシェ会場で行った実証実験について主にレポートします。

2022.09.09
東北の恵みを再び赤坂に! 「東北復興 みちのく★マルシェ2022 in赤坂インターシティAIR」(後編)
東北復興 みちのく★マルシェ2022 in赤坂インターシティAIR
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