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モノづくりを通じて、いろいろな世代の人が笑いながら働ける場所に!

2014.01.29

南三陸町 入谷Yes工房

南三陸町にいくと必ず目にするキャラクター「オクトパス君」。 「オクトパス君」とは宮城県南三陸町の名産品をモチーフにしたキャラクターで、タコを英語表記した「オクトパス」と、「置く」と「(試験に)パス」するをかけた合格祈願の縁起ものとして非常に人気があるキャラクターです。

心の傷を癒すため

宮城県南三陸町入谷地区にある「入谷Yes工房」。入口を入るとスタッフのみなさんの「こんにちは」という明るいあいさつと、たくさんのオクトパス君グッズが目に入ってきます。棚の上に所狭しと商品が陳列されており、何を買おうか迷うほどラインナップが充実しています。 オクトパス君は2009年より南三陸町で制作・販売が開始され、当時は南三陸町のcafeなどでグッズ販売をしていました。2011年3月の震災により沿岸部にあった工房は流出し、工房のスタッフも心身ともに疲弊していましたが、「オクトパス君に色を塗ることで心の傷が癒されれば」と町民有志が立ち上がり2011年4月には避難所となっていた里山の公民館でオクトパス君の色塗りが再開しました。

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廃校を活用した工房

「入谷Yes工房」のオープン

2011年7月には廃校となった中学校の特別教室を改装し、「入谷Yes工房」をオープンしました。「廃校(はい=Yes)からネーミングをつけ、どんなことに対しても「はい=Yes)」と応えられる場所をめざしています。 当初3名だったスタッフは現在20名以上在籍しており、工房は震災で仕事を失った方の"雇用の場"としての役割と、笑いながら仕事が出来るかけがえのない"居場所"としての役割を担っています。2階建ての木造の建物の中では「オクトパス君」の文鎮の色塗りやグッズの制作を行っており、出来上がった商品を一つ一つ丁寧に梱包しています。 その他、南三陸町伝統のまゆ細工を可愛くアレンジした商品の制作・販売も行っています。南三陸町入谷地区は元々伊達藩養蚕の発祥の地と言われ、まゆ細工(養蚕)は南三陸町の魅力を語る上では欠かせない文化なのだそうです。 工房ではまゆについた汚れを取り除き、さらに染色を行います。その後、パーツごとに細かくカット。それをピンセットやボンドなどをつかって商品にしていきます。かなり細かい作業ですが、きれいに貼り付け商品化していきます。

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所狭しと並ぶオクトパス君グッズ

約50種類のラインナップ

工房ではオクトパス君グッズ、まゆ細工、間伐材グッズの制作・販売をしており、合わせて約50種類程のラインナップをとりそろえています。今では月1個くらいのペースで新商品を発売しているんだとか。「地元に根差したグッズを作ることで共感を得る」というコンセプトのもと、モノづくりを進めており、最近では地元の「タコ」と「お米」を使った「オクトパスせんべい」の製造・販売も行っています。「地元でとれるものにこだわって商品を作っています。オクトパス君の文鎮等は1回(1個)のお買い求めからまた次もというのは難しいですが、食品であれば何度も食べていただける」と継続的なファンの獲得も目指しています。 「工房ではオクトパス君の色塗り体験もあるので、ぜひ工房に足を運んでいただきたい。どんな人たちがこのグッズを作っているのかを知ってもらえれば」との事!

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ひとつひとつ手で色を塗られる

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南三陸で古くから伝わるまゆ細工

南三陸町 入谷Yes工房

南三陸復興ダコの会
住所:宮城県本吉郡南三陸町入谷字中の町227 入谷Yes工房内
電話:0226-46-5153

HP
http://ms-octopus.jp/index.html

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