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気仙沼を担う子供たちのために夢と希望の溢れる光のイベントを

2014.12.28

気仙沼イルミネーション ONE-LINE実行委員会
地元の同級生3人で、気仙沼の復興と新生の象徴となり、まちに人が集まるイベントをつくりたいという強い想いではじめた、今年三回目を迎える気仙沼イルミネーションONE-LINE(ワンライン)。 2014年は、11月29日(土)から翌年1月9日(金)まで、30万球以上のヒカリで、気仙沼湾1.3キロを繋ぎます。 今回、気仙沼イルミネーションを企画されたONE-LINE実行委員長の宮井和夫さんにお話をうかがいました。

明かりが消えてしまった気仙沼

気仙沼の内湾地区は、美しい海と緑豊かな山々に囲まれた気仙沼の顔とも呼ばれる美しい港町でした。しかし、あの東日本大震災で気仙沼は被災して真っ暗に。
「人影や子供たちの笑い声が消えた港町に、大きな寂しさを感じた」と、内湾地区出身の宮井さんは言います。
気仙沼市の震災復興のキャッチフレーズは「海と生きる」。宮井さんは未来を担う子供達に、海と関わりながら気仙沼を感じてもらう機会を作りたいと強く思うようになりました。そんな思いの中、震災一年後に同じ志を持つ同級生二人と出会います。

熱い思いを聞かせてくれたONE-LINE実行委員長の宮井和夫さん

自分たちはプレイヤー

自分の娘達のために本物のサンタになりたいと思う武田さん、秘めたる強いある想いを抱く谷村さん。この二人の同級生とともに宮井さんは、気仙沼の未来を熱く語り合い、何よりも新しいまちを創りたい、自分たちの次の世代にちゃんと襷をつながなきゃいけないという思いを強く再確認したと言います。
これまで、理想を語ることはいくらでもできるけれど、実際に行動する人は少ないと感じていた宮井さん。そのためにも有言実行、自分たちは「プレイヤーになろう!」と話し合いました。

「とにかくまちのために貢献したい。」
「子供たちからこのまちに住みたいと言ってもらえるまちでありたい。」

震災復興で始まった神戸のイルミネーション「ルミナリエ」。
「神戸でできたのだから気仙沼でもできるのでは?」そんな考えが宮井さんの中に生まれました。
「僕はイベントとかお祭りはすごく大切なことだと思ってるんです。」

ひとつひとつ手作業でイルミネーションの飾り付けをします

若い人たちの地道な作業が素敵なイルミネーションの源です

ONE-LINE、心をひとつに

そうしてはじまったイルミネーションの名前は「ONE-LINE」。
「ONE(ワン)」に込められた意味は二つ。気仙沼湾の湾(ワン)と、心を一つにのONE(ワン)。「LINE(ライン)」とは、想いを紡いでひとつにし、最終的に人の心をヒカリの線でひとつにつなげること。市民がひとつになって復興へ尽力するきっかけとなるべく、「気仙沼湾を暖かいヒカリで灯そう」という思いがそこにはあります。
しかし、そう決めたものの初年度は何もかもが初めての連続。電球の付け方も、作業工程もまったく分からなかったといいます。イベント会社に一から教えてもらい、電飾は全国の皆様からご支援頂いたものと、原宿表参道のイルミネーションを主催する原宿表参道欅会からお借りしたものをあわせて使わせてもらうことに。2年目の点灯式のイベントからは、震災以来、継続的な支援をして頂いている歌手のMay J.さんが、チャリティライブで華を添えてくれました。関係各所への挨拶回りから書類作り、現場での作業など、それぞれが別に本業を持ちながらの活動は、かなりのエネルギーが必要だったようです。
そして、2014年、三回目のONE-LINE。「今年はすごいですよ」と宮井さんの目が輝きます。どんな素敵なヒカリのONE-LINEが紡がれているのでしょう。

気仙沼を彩るイルミネーション

シャークミュージアムを飾るシャークイルミネーション

100年先の子供たちに笑顔の花束を

三回目のONEーLINEを迎え、「まちの方々や、メディアを通して色々な方々に、やっと気仙沼の冬の風物詩として認識してもらえるようになった」と、宮井さんは言います。
そして、「今までは被災地ということで、多くの方々にお越しいただいておりましたが、今後は被災地というのは抜きで、自分たちで人を呼べるまちにしていかないと意味がない」と宮井さんは先を見据えます。
「各家庭で窓枠に一個でも電球を飾ってくれたら、きっと子供たちが毎年楽しみにしてくれるだろうし、そんな家庭がどんどん増えれば街中がピカピカになる。ひとつひとつのヒカリを紡いでいけば、ある意味本当のONE-LINEになる。」
「まちの人ひとりひとりが街づくりに参加している意識が持てる、気づけばひとりひとりがちゃんとまちづくりに参加している、そんなきっかけをONE-LINEが提供できれば嬉しい。」そんな風に宮井さんは語ります。
『100年先の子供たちに笑顔の花束を届けたい、そのために今を一生懸命創りたい』
それが、未来を、子供たちを、気仙沼を愛してやまない宮井さん達、One-Line実行委員会の想いです。

「気仙沼の未来」をつくるプロジェクトを支えたみなさん

募金・協賛について

この「気仙沼イルミネーション ONE-LINE」の課題は資金面。
毎年、実行委員会のメンバー達の持ち出しでその資金を埋めながらの運営だそうです。
実行委員会は、このイベントに共感し、応援していただける方々・企業の募集を行っています。冬の気仙沼に、このイベントを定着させ、気仙沼の未来をつくっていくプロジェクトにご賛同していただける方は、是非、以下のページをご覧ください。
http://kesennuma-christmas.com/donation/

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