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今と未来をつなぐために、未来の種を育てる

2013.12.11

未来の種プロジェクト ~南三陸町 森・里・海 ものがたり~

南三陸町は東日本大震災により、人口流出、雇用の減少、産業の衰退など多くの課題を抱えており、地域活性化が求められています。そこで、ドコモは株式会社アミタ持続可能経済研究所様と協業し、『未来の種プロジェクト 〜南三陸町 森・里・海 ものがたり〜』を開始しました。地元農家が作った自然栽培のコメや薬草の情報発信及びブランディング化を進め、地域活性を目指します。
※現在は取組みを終了しています※

南三陸の里

甚大な被害を受けた沿岸部から内陸に10分ほど車を走らせると緑豊かな山里が見えてきます。入谷地区は、山間部に位置しており大きな被害を免れました。
入谷地区では、かつて金の採掘が行われ養蚕や葉たばこの生産、林業で栄えていました。その山間部にある入谷地区で、地元の農家や被災された方々と協力し、2012年5月より、東北発祥の農作物と生きものと共生する環境保全型農法による米(ササニシキ)作りや、漢方薬等に利用される薬草(トウキ)の無農薬栽培、そしてこれら商品のブランディング・流通経路の開発等の取り組みをはじめています。
森・里・海がコンパクトにある町の強みを活かし、その恵みから新たな価値を創造することで南三陸町のファンを増やし、人とひとの温かいつながりと支えあうコミュニティを育んでいきます。contents_image1.jpg

ササニシキとトウキを育てている農家の阿部さん

定点カメラやタブレットから最新情報を発信

「未来の種プロジェクト」では、モバイルを活用した定点カメラによる農作物の日々の状況や、現地のイベント情報などを、サイトを通じて発信しています。また、タブレットを活用し、地元の農家が都市の人々に向けてFacebookやtwitterから情報配信を行っています。
森と海に囲まれた南三陸町の豊かな自然の様子を随時、情報発信していますので、現地に行かなくてもサイトを通じて南三陸町と触れ合うことができます。

contents_image2.jpgトウキを育てる入谷エンジェルズの皆さん

おいしく食べて元気になれる商品

今回のプロジェクトで手がけたのは、ササニシキとトウキ(当帰)という薬草。ササニシキは、かつてコシヒカリと並び「二大横綱」と評された人気銘柄で、宮城県を代表するお米でした。しかし、機械化や化学肥料に頼る近代型の農業では育てにくいとされ、現在では生産量が激減しています。私たちは、生きものと共生する農法でササニシキを栽培し、その新たな可能性を拓いていきたいと考えました。
一方のトウキは、もともとこの地方に自生しており、江戸時代には「仙台当帰」の名で栽培されていた薬草です。トウキの根は現在も多くの漢方薬に処方される生薬で、血行を促進し、冷え性、婦人病に良いとされています。私たちは、女性をはじめ健康への不安や関心が高まっているいま、このトウキの栽培を通して、QOL(生活の質)の向上に役立てていこうと考えています。

ササニシキもトウキも宮城県由来の作物であり、東北発のシンボルとして誇りを持って多くの人たちに愛される産物として復興させたいと思います。

contents_image3.jpgタブレットを活用した情報発信

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2012年11月に販売したササニシキとトウキの商品 「未来の種プロジェクト~森・里・海ものがたり~」プロローグ

2020.04.30

南三陸の自然を生かした町全体のブランディング ー未来の種プロジェクトー

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