タブレットを活用した「仮設住宅支援連絡員サポートシステム」
2013.10.30
仮設住宅支援連絡員サポートシステム
岩手県釜石市・岩手県北上市では、仮説住宅に暮らしている住民を見守るため、「仮設住宅支援連絡員」事業として、日々仮設住宅を巡回しています。
はじまり〜導入にあたって〜
東日本大震災によって住まいを失った被災者の方は、未だ仮設住宅で暮らしています。連絡員は住民が安全に暮らしているかなどをうかがい、自治体に報告をしています。
以前は紙のシートに情報を書き入れ報告を行っていたため、すべての情報の共有に数日間かかっていましたが、タブレットを活用することで、連絡員から情報をリアルタイムに送り、共有することが可能となりました。
しくみ
タブレットに慣れていない人でも簡単に操作ができるよう、ボタンを大きくするなど、画面をシンプルにし使いやすい工夫を行っています。また「入居者の在宅確認」「相談受付」などの情報を共有することに加え、過去の訪問履歴や相談の進捗状況などを一目で把握できるようになりました。
笑顔のために〜活動状況〜
導入にあたりタブレットをはじめて操作する方も多いことから、全連絡員に対し操作説明会を何度も行いました。釜石市では約70名の連絡員がタブレットを持ちながら約3,200戸の仮設住宅を日々訪問しています。
釜石市役所からは「タブレット導入により要望に対し、リアルタイムで対応ができている。今後は専門家にも共有できるシステムにし、福祉の目を増やしていきたい」とのコメントをいただきました。
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