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南三陸と全国をつなぐショッピングサイト「南三陸deお買い物」

2015.02.17

南三陸で評判の絶品スイーツや高級珍味など、数多くの商品が並ぶネットショップ南三陸de お買い物。画面は見やすく買いやすく、生産者の顔やストーリーが見えるこのショップは、現地でふんばる事業者を応援するサイトです。

赴任先の中国から南三陸へ

震災当時、企業人として中国に赴任していた「南三陸deお買い物」の現店長の伊藤さんの故郷は、震災で大きなダメージを受けた南三陸町。
当時、様々な情報があふれる中、客観的で信用性のある情報が掲載されているサイトが必要だと感じていた伊藤さんは、現地の情報や行政が発信する情報を一度に見ることができる「南三陸町支援情報ポータルサイト」を仲間と共に作ります。
南三陸町の様々な情報を集めたこのサイトは、たちまち南三陸町に関わる方々の支持をあつめることとなり、月に最高5万ビューになることもあったとか。
そしてこの「南三陸町支援情報ポータルサイト」がきっかけとなり、現在の「南三陸deお買い物」へとつながる出会いも生みました。
それは、ポータルサイト内の「お店再開情報マップ」の技術面をボランティア引き受けてくれた首都圏在住のソフトウェアエンジニアの方との出会い。
そのソフトウェアエンジニアの方は、「お店再開情報マップ」を担当しているうちに、「この商品はネットショップで売れるんじゃないだろうか?」と感じ、ECサイトをたちあげます。これが現在の「南三陸deお買い物」のはじまりとなります。
その後、「地元の人が運営した方が出店者ともお客さんともコミュニケーションがとりやすい」と、
仕事を辞め南三陸町に戻っていた伊藤さんに、ECサイト運営をバトンタッチすることに。その後、出店者、売上とも順調に伸びていきました。
こうして2012年7月から、伊藤さんは南三陸deお買い物の店長として活動することになるのです。

recommend_image1.jpg震災当時、中国に赴任していた伊藤さんは2012年4月に帰国し、
7月から南三陸deお買い物の店長に

「南三陸deお買い物」は生産者の顔が見えるネットショップ

南三陸deお買い物では、買いたい商品を店舗別・金額別・商品種別から検索することができ、それぞれの生産者のストーリーを文字や動画で知る事ができます。
例えば、「パティスリーくりこ」さん。今年に入ってセット内容をリニューアルした「絆カットロールお楽しみセット」12種類は、試行錯誤を重ねて完成した絶妙な塩味とクリームのコンビネーション「ほんのり塩味 南三陸生わかめ」をはじめ、メープル・ずんだ・いちご等、のロールケーキセットを一押しでご紹介。この商品紹介ページには、パティシエールの高橋さんが「絆の意味」と題してお話している動画があったり、こだわりや想いが掲載されていたりと、作り手の背景や顔を見ながらお買い物をすることができるようになっています。
また出店するお店にとっては、一般的なECサイト(ネットショップ)と違い、必要な初期手数料や月額固定料がなく、売り上げ分の手数料しかかかりません。出店のハードルを下げ、生産者を全面に押し出したアプローチ。商品をいかにして売るかのフォローまでしっかりとします。
商品撮影から生産者さんへのインタビュー、記事書き、すべてをこなす伊藤さん。今までネットショップとは無縁だった出店者さんにとっては、写真をアップしたり記事を書いたりを伊藤さんに任せられることはなにより心強いことです。伊藤さんは「試行錯誤の毎日です」と言いつつ、出店者ともお客様ともコミュニケーションを欠かしません。

recommend_image2.jpg南三陸deお買い物のトップページ

強力なサポーター「いとさぽ」

このサイト「南三陸deお買い物」の創設者である冒頭にご紹介したソフトウェアエンジニアの方は、任意団体"南三陸さぽーたーず"(略称:みなさぽ)の中の一人。このみなさぽの中から生まれた「いとさぽ」とは伊藤さんをサポートする、という意味の大変強力な黒子集団。伊藤さんを応援したいと頑張る仲間たちです。
"いとさぽ"は多種多様な本業をお持ちの頭脳集団で、確かな知識やスキルを発揮し、多忙な伊藤さんを陰で支え、アクセス解析や技術面でのサイト運営を遠隔で支援しています。
伊藤さんは、「すごいです、ありがたいです。みなさん南三陸が好きなんです。そして、ゼロから作っていくところにいろいろな可能性を感じています」と言います。

recommend_image3.jpgこの日もインタビューの後に動画撮影と多忙な伊藤さん

南三陸おらほの学園祭

南三陸を愛してやまない伊藤さん。人口減少に危機感を持った仲間たちと、人が集まるためには本質的にまちの魅力を高めることが必要だと話し合い、人に着目した取り組み「南三陸おらほの学園祭」も開催。「おらほの」とは「私たちの」という意味の方言です。街全体を学校にみたて、南三陸で特技や得意なことを持った「人」を「部長」と呼び、期間中にまちの中で様々な「部活動」を行う試み。部活動は、パソコン部や竹細工部などわかりやすいものから、利きサケ部(サケの学習など)やコスプレBBQ部(コスプレしながらBBQ)、ひつじ部(羊のお世話体験)など、楽しいものがいっぱいで、どなたでも参加できます。

recommend_image4.jpg今年も大盛況だった「おらほの学園祭2014」

recommend_image5.jpg間中に立ち上がったさまざまな部活

南三陸の魅力がつまったサイトです

さまざまな魅力あふれる南三陸。この南三陸の商品を皆様にお届けする「南三陸deお買い物」は全国の方々との架け橋になり、南三陸ファンを世界中に増やしていくことを目指します。美味しいものから素敵な雑貨まで、ご自宅用にもギフトにも最適。ぜひ一度、お試しください。

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当サイトでも取材をしたマルアラ及川商店の「たこわさび」

recommend_image7.jpg金比羅丸のホタテ12個入りセット

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