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[ふるさと納税]南三陸を代表するかまぼこ店に

2022.10.24

株式会社及善商店

創業143年のかまぼこ店、及善商店。宮城県南三陸町にて、笹かまぼこを中心に約50種類のかまぼこを製造・販売しています。高級魚の吉次を使った笹かま「リアスの秘伝」は、農林水産大臣賞を受賞。南三陸の名産タコ、ホヤ、ホタテがのった「炙り笹」も、ふるさと納税の返礼品として人気です。2014年の取材で語っていた本社工場の再建を2017年に実現し、息子さんに社長を引継ぎ会長となった今も、当時と変わらぬ信念をもち活動されている及川善祐さんにお話を伺いました。

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明治13年創業の伝統ある「かまぼこ」

及善商店の創業は明治13年。2022年で143年を迎えました。現在は、5代目にあたる及川善祐さんが会長を、及川善弥さんが6代目社長を務め、約50種類のかまぼこを製造・販売しています。

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現在会長を務める5代目 及川善祐さん

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現在の本社工場は2017年に建てられたもの。
震災で全てを流失しましたが、地域の皆さんの応援もあって南三陸で再出発できたそうです

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2019年にオープンした仙台駅店。
仙台のおみやげに買い求める人が増えたそう。
現在、実店舗は、南三陸町のさんさん商店街店と、この仙台駅店。
そのほか、首都圏の大型駅などの催事スペースに積極的に出店しています

100年以上続いてきたのは、地域のみんなと共に「地元」を大切にしてきたから

及善商店は、創業131年を迎えた2011年、震災で本社・工場を流失しました。1ヶ月ほどで隣町にてどうにか製造を開始できるようになったものの、避難所で仲間と助け合う中で、地元、南三陸にもう一度工場を作り、かまぼこを製造したいという思いを強くした、と会長の及川善祐さんは言います。画像3.jpg

お話を伺った5代目、会長の及川善祐さん。
及川家では、代々長男の名前に「善」が入っているそう

「避難所で暮らしていると、やはり、地元のために何かしたいという気持ちになります。商人たちで話し合って、テント市をやろうとなった。商人ですからね、商品を取り寄せて、きちんと品を並べて、賑わいを起こそうと。震災直後だったので、全国の商店街仲間に助けてもらいながら商品や物資の出品を行いました。すると、とても喜んでもらえました。活気も取り戻せたと思います。ずっと商売を続けてきた者としては、そうして喜んでもらえるのが一番だと改めて思いました」

及川さんは、こう続けます。
「『迷って困ったときに惜しむのは金ではない、名を惜しめ』。私の父、4代目からそう教えられてきたんですよね。震災時は本社も工場もなくなって、一時は途方に暮れましたが、地域の皆さんのために、今こそ自分の家の誇りである、おいしいかまぼこを地元で作りたい、さらに、とびきり良い魚で看板商品になるものを作りたいと思うようになりました」

そうして生まれたのが、高級魚の吉次(キンキ)と厳選したスケソウ鱈を混ぜて焼き上げた「リアスの秘伝」。
地元の人々の応援を受けて再建された南三陸の工場で、新しく製造された商品でした。その香り高い繊細な味わいは高く評価され、農林水産大臣賞を受賞しました。

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ふるさと納税の返礼品としても人気の、最上級笹かま「リアスの秘伝」。高級魚の吉次(キンキ)と厳選したスケソウ鱈を混ぜて焼き上げた、厚焼き笹かまぼこです。
商品開発初年度に、全国蒲鉾品評会において『農林水産大臣賞』を受賞しています

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南三陸志津川湾で採れたタコ・ホヤ・ホタテを笹かまぼこの中に練り込み、更に炙って乗せた、海の旨味たっぷりの笹かまぼこ「炙り笹」。
ドコモの復興マルシェでも人気の商品です

日本の伝統食「かまぼこ」を次世代へ

及善商店は、6代目社長の及川善弥さんを中心に、次世代へ向けた商品開発にも積極的に挑戦してきました。その一つが、常温保存が可能なかまぼこの開発です。笹かまは賞味期限が短く、気軽に食べてもらうことが難しいものでしたが、加圧加熱殺菌技術により、常温保存ができる真空パックの商品開発に成功したのです。

開発時にタッグを組んだのは、気仙沼の老舗かまぼこ店、かねせん。「もっと、かまぼこを気軽に食べてもらいたい。保存方法を気にせず、出かけるときにも持っていけるようにしたい」という同じ思いを持つかまぼこ屋同士が協力し合った結果でした。画像3.jpg

及川さんとともに、常温保存のかまぼこ開発に取り組んだ宮本隆之さん。宮本さんは2019年に及善商店に入社し、以来及川さんとともに及善商店の看板を支えてきました。
常温保存の技術を他のかまぼこ屋にも広めることで、一緒にかまぼこ業界を盛り上げていきたいと語ります

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かまぼこの常識を覆す、保存料不使用で常温長期保存が可能な「常温笹かまぼこ」。
今後は宇宙食にも挑戦したいと及川さんは語ります

工場見学も

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2017年に南三陸に再建された工場では、一般客に向けて工場見学を行っています。安心してかまぼこを食べてもらえるように、新工場にはNASAが開発した衛生管理の手法HACCP(ハサップ)を取り入れています。かまぼこの包装をする部屋は、外科手術ができるほどの無菌状態に保たれているそうです。また、毎朝「よせみ」という試食を会長の及川さんと社長が行い、味や食感に問題がないかを確認してから製造をスタートしています

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工場内とつながる窓。できたてのかまぼこを受け渡しできます

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熱々のできたてかまぼこ。ふわふわむちむちの触感に、しっかりとした魚の風味と甘みが口いっぱいに広がります

及善商店は、こうした取り組みのほかにも、若い世代にも気軽に味わってもらえるよう、商品開発や広報・宣伝にも力を入れています。若いスタッフが中心となって発信している蒲鉾新聞「おいぜんタイムズ」も、わかりやすいと好評です。

かまぼこをもっと気軽に楽しんでもらいたい。そんな思いが込められた及善商店の商品がふるさと納税の返礼品に出品されています。南三陸の老舗の味わいをぜひ楽しんでみてください。

▼返礼品のご購入はこちらから
ふるさとチョイス
✔[№5233-0089]1枚64gのボリューム!吉次(キンキ)贅沢使用 リアスの秘伝紅白10枚セット(笹かまぼこ 2種類 吉次 キンキ ミズダコ )
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/04606/5046104?product-detail_recommend

[№5233-0088]炙り笹30枚入(笹かまぼこ 蛸・海鞘・帆立 珍味)
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/04606/5046103?product-detail_watched

✔[№5233-0090]ご自宅でサクッ、カラッ こだわりの水タコ 唐揚げセット
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/04606/5046105?product-detail_recommend



2022.10.24

贈答用にもおやつにも! 南三陸で6代続くかまぼこ店、株式会社及善商店

株式会社及善商店

株式会社及善商店

<本社・工場>
〒986-0782
宮城県本吉郡南三陸町入谷字桜沢124-1
TEL 0226-46-2048 FAX 0226-46-2038

HP
https://oizen.co.jp/
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