いわきの山へ「ひとたび」してみませんか?田人町の古民家カフェ「HITO-TABI」
2019.08.26

古民家カフェHITO-TABI
福島県いわき市田人町(たびとまち)に、2019年5月にオープン。 築150年以上の地元の古民家を借り受け、カフェとして地元食材や旬の野菜を使ったランチやスイーツを提供するほか、地元の子どもたちの一時預かりも行なっています。
築150年の古民家カフェ
古民家をリノベーション(改修)してカフェにする、という話、最近いろいろなところで聞きませんか?
福島県いわき市の中山間部・田人(たびと)にも、素敵な古民家カフェができました。
しかもただのカフェではなく、地元の子どもたちを預かる、学童的な役割も兼ねているとのこと。古民家カフェと子どもたち、聞いただけでなんだかワクワクしてきます。一体どんなところなのか、訪ねてみました。
いわき市田人町は、いわき市の南部に位置し、大きな空と豊かな山が広がる、緑にあふれた田舎町。
今年5月にオープンした古民家カフェ「HITO-TABI」は、そんな山々に囲まれた場所で150年以上前に建てられた古民家を利用しています。
早速中に入ってみましょう。
建物の真ん中に植えられた大きな観葉植物が目を引きます。こちらは、「古民家には緑が合う」と、オーナーの方の想いからつくられた空間で、田人の山からとってきた植物もあるのだとか。
「田人町の豊かな自然の中で育つ新鮮な食材をお腹いっぱい食べて欲しい」とオープンした古民家カフェ「HITO-TABI」。おすすめは「今週のスペシャルランチ」。900円(税別)で、メインディッシュ、サイドディッシュ2種、サラダ、スープ、ドリンクがつきます。
この日のメインは豚の角煮、サイドディッシュの筍の煮物は、「はちく」という、筍を一回とったあとに生えるもので、初夏にしかとれない旬のものだとのこと!
口コミを聞きつけた、地元のお母さんたちが仲良くランチ。日によりますが、この日は約25席が満席でした!
古民家カフェ「HITO-TABI」は、東日本大震災以前から、人口流出が続いていた過疎中山間地域である田人地区に、地域住民が自由につながり、集える場を目指しつくられました。
同カフェのコンセプトや場づくりはいわき市田人町の地域おこし協力隊が、メニューは主婦で、この古民家のオーナーでもある女性が、実際に働くのも地元の主婦の方や田人出身の若者です。
「地域の方たちの場として始まった場所ですが、誰にとってもゆったりとくつろげる場になったらいいなと感じています」と話すのは、地域おこし協力隊の舘野眞歩さん。実際に、田人地区以外からもたくさんの方が訪れているそうですよ。
またHITO-TABIでは、子どもたちの預かりサービスも行なっています。
カフェの裏にある、子どもたちの預かりスペース
小さな町だからこそ、このように地元の人たちがつながって、おもてなしの空間と、子どもたちが集える場所を一緒に開くことができるのかもしれません。
遠くまで広がる空と濃い緑、どっしりとした古民家でふるまわれる地元食材を生かしたランチ、集う人たちの話し声、笑い声。そんなすべてが絡み合い、ゆったりとしたひと時を過ごすことのできる「HITO-TABI」へ"ひとたび"してみてはいかがでしょうか?
カフェオープン時には、子どもたちから折り紙でのお花のプレゼントが!

古民家カフェHITO-TABI
住所 福島県いわき市田人町黒田35
電話 070-2437-9633
営業日 水、木、金、土、第二・第四日曜日
営業時間 11:00~15:00(L.O. 14:30)
※営業時間・定休日についてはHP等をご確認ください。
- https://www.instagram.com/hitotabi0515/
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