いよいよラグビーW杯!三陸鉄道で釜石のスタジアムへ(後編)
2019.08.27

釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム
前編に続き、2019年9月に開幕するラグビーワールドカップが開催される岩手県釜石市にある「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」までの道のりをご紹介します。
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見どころ満載の「うのすまい・トモス」
鵜住居駅を降りると、すぐに複数の建物があります。ここは2019年3月にできたばかりの「うのすまい・トモス」。震災の出来事を伝えていくとともに、人々が交流を楽しめる場になるようにと、複数の公共施設が建てられています。
奥のエリアでは、市民体育館が建築中でした。
駅を降りるとすぐ見えてくるのが、観光交流拠点施設の「鵜の郷交流館」です。
トイレは24時間利用できるようになっています。
ここには、お土産店と飲食店が入っています。
ワールドカップに向け、ラグビーグッズが多く置かれています。
観光客ばかりではなく、地元の方々も多く訪れていました。
加工品のほかに、鮮魚も販売しています。
飲食コーナーでは、海鮮や蕎麦、釜石ラーメンが食べられます。この日は、漁協直営のお店で海鮮丼をいただきました。
ネタはその日の仕入れによって変わるので、何が食べられるかお楽しみに。
交流館の隣には、震災伝承と防災学習のためにつくられた「いのちをつなぐ未来館」があります。詳しくは下記記事をご覧ください。
▼「震災の記録を残し、未来の命を守る--岩手県釜石市の「いのちをつなぐ未来館」」
https://rainbow.nttdocomo.co.jp/tohoku/learn/0004.html
オープンからわずか2ヶ月で、来館者1万人を突破しました。
入り口近くにある「釜石祈りのパーク」は、震災で亡くなった方々を慰霊・追悼するための場所です。
慰霊碑や、この場所に到達した津波の高さを示すモニュメントがあります。
いよいよスタジアムへ!
ラグビーワールドカップが行われる会場は日本に12箇所ありますが、ワールドカップに合わせて新設されたのは釜石のスタジアムだけです。鵜住居駅からは歩いて5分ほどで到着します。
海と森に囲まれた、自然の中のスタジアムです。メインスタンドの屋根は、鳥の羽や船の帆がイメージされています。ワールドカップに合わせ、1万6,000席もの座席が増設されました。
もちろん、いざという時の備えも万全です。
避難経路が整備されているほか、災害時に使えるヘリポートも備えています。
2019年9月・10月に、ここ釜石のスタジアムで、ラグビーワールドカップの試合が行われます。ラグビーに詳しい方もそうでない方も、これを機に釜石へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
うのすまい・トモス
https://unosumai-tomosu.jp/
釜石鵜住居復興スタジアム
https://kamaishi-stadium.jp/
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震災の出来事を伝えていく施設、祈りを捧げる場、交流を楽しめる場、、、 沢山の方の力でできたエリアです。
ぜひ、足を運んで「鵜住居の今」を感じてみてください。
(チームレインボー 菅原 陽子)