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2019年度ドコモ社内研修「福島で学ぶ!地方創生・社会課題解決」の実施

2020.02.28

2015年から始めました人事部と東北復興新生支援室の合同企画でのドコモグループ社員対象の「東北被災地から学ぶ!現場志向の課題解決力養成」研修。昨年より舞台を福島県双葉群楢葉町に移しており、2019年度も同じく楢葉町にて「福島から学ぶ!地方創生・社会課題解決」と題して実施致しました。 全国から20名の受講生が参加し、8月のキックオフから2回の現地訪問を通し、約4ヶ月間に渡る密度の濃い研修となりました!

研修の目的

「福島県楢葉町」で取り組む2年目の年。
避難解除から4年を経て、様々な課題と向き合っている楢葉町はまさに地方創生・社会課題が先行している地。楢葉町職員の全面バックアップの元、研修生はそのような町と向き合い、深く考える体験を通して、現場志向の課題解決提案力向上を目指します。

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最終発表後の全体での集合写真

Day1キックオフ:現地訪問前の準備・意識付け

東京の研修所で行われたキックオフでは、現地に訪れる前に研修の目的や意識付けを行うことや、現場の状況や温度感を認識をするために実施しています。前半のセッションでは今年から全体進行を務めるLifeAsCaravan中山氏のオリエンテーションやNTTドコモでスタートアップなどを生み出し、支援するR&Dイノベーション本部イノベーション統括部担当部長の笹原さんより事例紹介を行い、広く地方創生・社会課題の解決とはどういうものなのかをレクチャしつつ、研修に向き合う心構えを再認識していただきました。
後半のセッションでは昨年に引き続き楢葉町役場から職員を招き、復興の現状、町の方針、現在の課題などをプレゼンしていただき、その後、職員を交えたフリーなディスカッションを行うことで現場からの「生の声」から現場の温度感、現場の様子を感じていただきました。
初日から多くのインプットを得た研修生はその後、Day2以降の現地訪問に向けた仮説検証計画のグループワークを実施しました。

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オリエンテーションを実施するLifeAsCaravan 中山慎太郎氏

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楢葉町役場職員とのディスカッションセッション

Day2&3:現地訪問による仮説の検証

事前学習やキックオフにて得た情報からそれぞれのチームが立てた仮説を元に、現地の様々なプレーヤー、場所を体感し、検証を行うため、現地訪問を実施しました。
1日目は、楢葉町が抱える課題を各5分野(教育、農業、広報、交流人口、移住定住)に分けて、各チーム毎に座談会形式でヒアリングを実施。各自、どのようにキーマンから情報を引き出すべきかを試行錯誤しながら臨んでいました。現場視察としても、Jヴィレッジへ訪問。民間側の立場からの意見の吸収も行いました。夜は楢葉町職員に加え、昨年に引き続き、町長自ら受講生と積極的に交流を行っていただき、楢葉町側の意気込みも感じる会となりました。

2日目は、早朝から楢葉町の主要エリア(竜田駅周辺、スカイアリーナなど)を視察し現地の様子を感じてもらいました。
その後、楢葉町役場のすぐ横に隣接する楢葉町コミュニティセンターにて1日目、2日目で得たたくさんの情報から仮説検証の立証を行うグループディスカッションを行いました。
研修生は楢葉町の研修に対する本気度を改めて認識し、その期待に応えるべく、真の課題追求に向け、真剣にディスカッションを重ねました。

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座談会形式でのヒアリングの様子

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現地竜田駅周辺を視察

Day4中間発表:検討中の内容について中間発表&ブラッシュアップ

Day4では、キックオフからこれまで様々なインプットを得て考えてきた各チームの提案内容について中間発表を行いました。
現地コーディネータでもあるタタキアゲジャパンの小野寺氏進行の元、冒頭、今回メンターとしても加わっているNTTドコモR&Dイノベーション本部イノベーション統括部清水氏より課題解決に必要なアイデア発想の講義を実施いただき、一度研修生の頭の中をリフレッシュしながら、本題の中間発表を実施しました。
キックオフに続き、東京に楢葉町役場から職員の方が起こし頂き、各チームの提案内容に対して、町の視点から様々なご意見をいただきました。
各チーム、自分たちの提案をブラッシュアップしつつ、一度原点に立ち返り一から提案内容を練り直すチームも出るなど、最終提案に向けて存分に議論を重ねることができました。研修での行程以外に独自に現地を訪問して課題を追求するなど研修生の本気度も日に日に高まってきています。

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NTTドコモ 清水氏による講義

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役場職員、メンターを加えた課題解決提案に向けたディスカッション

Day5&6:現地での提案内容の仕上げ&最終発表

業務も実施しながら進行する研修において、長いようであっという間に過ぎ去る時間の中、研修生は何度も議論を重ねてきました。最終日前日のDay5では、最後の確認として提案の内容が楢葉町の課題解決にしっかりつながっているか、それぞれの役割が明確になっているかを再確認しました。
キックオフから協力いただいている楢葉町復興推進課職員の方、今回帯同しているメンターの面々と最後の議論を展開し、各チーム納得のいく提案内容に仕上げました。

最終日、昨年度も利用したみんなの交流館「ならはCANvas」にて、楢葉町町長、副町長を始め多くの来賓、役場職員を招き、最終発表を実施しました。
各チームからの発表は現場の課題を追求した熱い提案となり、町長からは「今まで検討出来ていなかった点の気づきをもらった」「昨年の提案よりさらに楢葉町の課題にフォーカスしていた」というお言葉を頂戴致しました。受講生が4ヵ月考え行った提案については、楢葉町役場職員の方と共に実際に現場で活用できるよう継続検討を進めております。

※本研修の現地コーディネートはNPO法人「TATAKIAGEJapan」さんと連携し実施しております。
https://tatakiage.jp/

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最終提案前最後の議論

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最終提案の様子

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ドコモ社内研修「東北被災地から学ぶ! 現場志向の課題解決力養成研修」 楢葉町役場様

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https://tatakiage.jp/

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